12月出版の拙著8作目より一部抜粋です⑥2025年12月17日
12月出版の拙著8作目「早慶筑波に合格は非認知能力で決まる」より一部抜粋です⑥
●人生は選択の連続
子育ての悩みは「選択」の悩みでもあります。最大の理由は情報が溢れているからです。有り余る情報がありながら、わが家とわが子にとって最良の子育ての正解に辿り着けないからです。
もはや禅の境地かもしれませんが、私はこのように打開するといいと思います。
まず「自分を無にすること」。次に「信頼する師に問うこと」。最後に「足を踏み出すこと」です。
何だか答えらしき答えがありませんね。そうなんです。私が大事と考えるのは、自分の選択が成功だったのか、失敗だったのかを評価するのではない、ということです。
つまり、「自分が選んだ道を正解にする努力をする」ということです。そのためにまず自我を消して、信頼する先生のアドバイスを素直に聞いて、自分で決断して実行し、結果は自ら引き受けることですね。結果がよければすべてよしですし、万一、結果がよくなかったとしても、他責的で消極的な思いは昇華できるはずです。
●万一、念願の第一志望に不合格でも
私は断言します。たとえ小学校入試で、第一志望校から届いた知らせが不合格だったとしても、あなたの子育てが否定されたわけじゃないんです。
小学校受験での合格とは、6歳の時点での子育ての通知表のように親は感じるかもしれません。もしも不合格を受け取ったとしたら、自分の子育てで至らなかった点を探して深くうなだれるかもしれません。
気持ちはわかります。でも、がっかりした様子をわが子に見せないでね。だって、わが子は無条件で素晴らしいんですから。わが子は、ありのままの姿で素晴らしい存在に成長できたんです、この受験準備をする中で。
わが子はあなたと一緒に、暑い夏の日も朝から走り込みをしてきたじゃないですか、まず獣身を成すために。ペーパーだって、やりたくない日もあっただろうに。ママなんか頭からお湯が沸騰するぐらいの勢いで、ケンカしながらペーパーや絵画をやった日もあったじゃないですか。
でも気がつくと、わが子はお手伝いだって率先してやるし、いわれなくても自分の役割をちゃんと果たせる子に成長してるでしょ? 責任感が育った証拠ですよ。わが子のきらきらした目を見てください。1年前とは比べものにならないほど力強くなったでしょ。
それってみんな、わが子が「ママやパパに喜んでもらいたい」って、がんばってきたからですよ。そんな努力が実って、わが子と適性の合う他の学校に、ちゃんと合格できたでしょ。今まで努力したわが子を認めてあげなくてどうするんですか。
素晴らしいじゃないですか。合格証書って、6歳児のわが子を立派に成長させた、ママとパパへの表彰状ですよ。学校からいただいたのではなく、わが子からもらった表彰状ですよ。「ありがとう、パパ・ママ、『輝く子』に育ったでしょ!」って。
今日まで子育てをブラッシュアップしてきた甲斐があったというものです。ここでわが子と一緒に大喜びして進学してください。心から晴れ晴れとした気持ちで、合格の喜びをわが子と分かち合ってください。
「でも第一志望はダメだったしな」とか、もしも心に残っていたら、そんな気持ちは家族で真っ青な海に行って砂に埋めちゃえ!



















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