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理事長通信

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⑥ 前回よりつづき2024年7月24日

⑥ 前回よりつづき
 そもそもバッテリーは使用により能力が低下しますから、定期的に交換が必要です。スマホもバッテリーの経年劣化のため、2年ほどで交換が必要だったという経験をした人は少なくないのではないですか? その際バッテリーの処理、どうしています?
 自動車が積載する大型バッテリーの交換費用をご存じですか? メンテナンス費用の想定をはるかに超える額です。

 都内を走る商業車が車両メンテナンスの不備により爆煙を焚き上げる公害は石原都政下で規制により改善されました。これは空気汚染の浄化に非常に効果を上げたと思います。大気汚染の抑止効果まであるかは不明ですが。
 その延長上の理屈に、アイドリングストップがあります。自動車が信号で停車すると自然にエンジンが停止し、停車中に踏むブレーキの力を緩めると自動的にエンジンが再始動する、という制御です。停車中の無駄なCO₂の排出を低減する、という名目で法整備までされ、商業車や乗用車を始め、今やスーパーカーまでもアイドリングストップがデフォルトとなっています。
 ではアイドリングストップがどれほど環境保護の役に立っているかを検証してみると、平均15秒以上信号で停車しているとCO₂の削減効果が望めるということです。
 では費用対効果はどうか? 停車中にエンジンを止めることでどの程度ガソリンを節約できるのか? バッテリーの耐久消費にかかる費用はどうなのか? バッテリー消耗に関してバッテリーの充電ではなくバッテリー自体の交換費用とバッテリーの回収とリサイクル費用ですね。するととんでもない試算が弾き出されています。つまり、ちょこっとアイドリングストップを積み重ねて削減できる費用などより、バッテリー関連の費用の方が比較にならないほどかかるということです。これは経費に関する経済試算で環境保護の観点ではないのですが。
 いや、環境保護の観点からも再利用やリサイクルの環境循環の輪に入ることもできないバッテリーを大量に地球上に誕生させることが地球にやさしい人間の所業とは到底私は考えられません。

 ひと頃流行った太陽光発電ですが、あの大量のパネル、20年も30年も耐久性がある物でしょうか? しかも製品の寿命が来た時にとてつもない量の廃棄物となります。さらに、元が地球にやさしくない有害物質を大量に含んだ廃棄物ですから、その処理には相応の手間と費用がかかります。

 なぜ世界中でエネルギーの置き換えのために電化が必要なの? その根拠は何? といった時に出てくるのが御用学者や御用ジャーナリストの皆さんですね。世論を操作するためです。世論の力を必要としているのは誰? 
 要するに政治主導という話は経済主導と同義ですから、どこかの企業を儲けさせて献金させて政党(推進する議員個人かもしれません)が潤うという構造がある限り、国民不在の政治に終わりは来ないわけです。
 そこをもう割り切って考えて自衛するしかないと私は考えています。自らの思想を自衛することです。つづく(話は続きますが、話の方向性としては、ではどのように社会で対応するかという解決案へと続いていきます)

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