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理事長通信

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前回の続きは一回飛ばします。今回は別の話題です。2019年1月16日

 前回の続きは一回飛ばします。今回は別の話題です。
 今年は慶応会創立50周年にあたります。皆さまへの日頃よりの感謝を込めて1月12日土曜日に、私は謝恩講演をさせていただきました。
 題して「受験に成功する父親講座」。副題として「父として、夫として、男として輝く」といった、ずいぶんと風呂敷を広げた講演に銘打ちました。
 401教室を埋めた60人を超えるお父さまの熱気をそのまま閉じ込めるように教室の扉が閉められると、そこは高校の部室かつ紳士の社交場と姿を変え、私は準備した原稿通りに粛々と話を進めさせていただきました・・・とはならずに脱線に次ぐ脱線でとうとう脱線車両は保線路に引き込まれ、格納されることとなりました。
 ですから当日の話は妻には内緒、として男同士の共有機密と相成りました。

 さて、講演を終えた私は、ご出席いただいたお父さまお一人おひとりにご挨拶が済んだ後は、イスにへたり込んだまま30分身動きが取れなくなりました。早々に帰路につく際も、上島珈琲店でお茶を前にしてまたもや1時間、茫然かつ陶然と時の流れるままに過ごしました。
 とにかくね、気を使いましたよ。講演の内容は基本的に「会員さんのお母さまから普段より私の元に寄せられる、夫への不平不満と怒り」のお気持ちを、私がいかに平和裏にお父さま達にお伝えするか、ということですから。男のプライドを傷つけずに、自ら学び、自ら積極的に動き、いままでよりさらに男として練れて、妻のために、なによりもわが子のために役割を担っていただけるように変身・成長していただくことが目的ですから。
 「今日は説教されるんじゃないか」と疑心暗鬼のお父さまや、妻に言われるままに、イヤイヤご参加いただいているお父さまだって何割かはいらっしゃることでしょう。アンチを相手に回して、私ごときが耳を傾けていただくような話がができるのか、自分で設定したとは言え、相当なハードルの高さでしたよ。
 もうね、早くも今年の仕事終了!ってぐらい気を使いました。終わったら土曜の夜に大暴れするぞー!(ギター屋に直行する、とかね)と決意して臨んだのですが、すっかり気力も精も根も尽きました。果たして講演の成果はあったのか? それはお父さまのその後の言動にお任せします。

 さて、翌日曜日は歌舞伎の観劇に出かけました。大の男が芝居などに嬉々として出かけるものじゃない、という粋人もいますので、まあ妻にせがまれて、ということにしておきます。
 私は古いものを全般的に好む者です。歌舞伎に詳しいわけでもありませんが、観劇のたびに学びと発見があります。そして当代の海老蔵ですが、もう実に実に素晴らしい芝居を見せてもらいました。私は踊りは習いませんので芸の素養はございません。評論家や一言居士を気取るわけではありませんので、あくまで素人目線で芸の玩味をして、海老蔵は「おもしろい」、「楽しい」そして「華がある」と感ずるものです。先代の勘九郎にも私は同じものを感じました。
 当代海老蔵は若い頃から日頃の素行や言動をよく問題視されていました。名門に生まれ、わがまま放題に育ったような批判をよく受けているように思います。しかし、彼は歌舞伎役者ですからね。人生そのものがかぶいていたって、そこに目くじらを立てるのもどうかと思います。人の情の波乱など、どうすれば表現を会得できるものでしょう? 良きことも悪しきことも、それらをすべて芸に生かして観客を魅了し、目と心を舞台に釘付けにするのが彼の仕事ではないでしょうか? 海老蔵の日頃の言動に品行方正を促して、人間の振幅の狭い、つまらない芝居を見て何がおもしろいのでしょう? 人には宿世があります。天から与えられた役割をきっちりと果たすのが天命というものです。

 男として輝くために人様のお役に立つ仕事をして、夫として、父として役割を果たしているなら、後の少々のことは神さまがお目こぼしをしてくれるものかもしれませんよ。理事長講演のテーマに戻ってきましたね。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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