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小さくもあり、大きくもあるテーマの話をひとつ。2019年5月22日

 小さくもあり、大きくもあるテーマの話をひとつ。
 先日、室長と街中で軽めの昼食をとっていました。誠に日和の良い陽ざしの中、道行く人の観察ができました。我われの目を引いたのは、というより耳が先なので耳目を引き付けたのは幼児の泣き声でした。見ると年中児かな、と思われる制服姿の女の子が、人通りの多い歩道で泣き叫んでいます。その先を、マジ怒り顔のお母さんが足早に歩いています。お母さんの服装は典型的な、小学校受験準備中といったいでたちです。たぶん幼稚園が終わり、これから教室に行く途中なのでしょう。
 原因はごくありきたりの理由でしょうが、もう見るからに、母と娘のバトルをしているわけですよ。そして交渉決裂となり、娘はぐずり始め、お母さんが何度話しても、どう言い方を変えようとも我の強い娘が納得せず、とうとうビービー言い始めた。そこでお母さんは、もう知りません、と言い残し足早に娘と距離を取り、娘の反省を促す、という行動に出たわけですね。娘は見捨てられ(と感じ)今を盛りとワンワン泣き叫び始めました。
 すると反対方向から歩いてきた20代社会人と思しき5人グループの女性が足を止め、泣き続ける女の子に駆け寄り、しゃがんで声を掛けました。「どうしたの?」「だいじょうぶ?」と、1分ほどそういう状態でしたかね。
 さて、お母さんはどこへ行ったかな? と見渡すと、遠くから腕組みをしながら、ゆっくりと娘の方へ、そして周りを取り囲む若い女性たちの輪の方に近づいて来ます。
 事の次第を理解した若い女性たちは、ああ、もう大丈夫ね、といった表情で、お母さんに軽く会釈をしながら先を急ぎ始めました。
 問題はお母さんですよ。お母さんは娘を注視し、近づきながらずっと娘の動向を見ていましたが、今、親切に他所の子のピンチを助けてあげようと寄り添ってくれた女性たちに、頭を下げるでもなく、すみませんと言うでもなく、何ら礼を尽くすそぶりも見せず、娘に「ダメ!」と言うだけで、そのまま連れて、さっさと歩いてどこかへ行ってしまいました。
 それを見た室長が一言。「ダメだこりゃ。どこにも受からないわ」
 私も同感です。一言で言うならば、すんげー感じ悪いママ、でした。この方は見るからに標準以上の暮らし向きの方でしょうし、見るからに、求めれば良い教育環境を得られる家庭でしょう。しかしね、欠けてますよ、大事なものが。少なくとも慶応会の体験レッスンで、こういった対応のお母さまなら、入会はお断りします。申し訳ないけれど。私の荷が重すぎます。30年かかって、あるいは40年かかって感じ悪くなった親など、私の指導でなかなか感じ良くなっていただけませんからね。面接の時だけ騙せるかって…、志望校の先生がプロだということを忘れちゃいませんか?

 私は私立小学校と幼稚園に5年間奉職しておりましたが、その時から感じております。学校の先生には礼を尽くすけれど、事務員には横柄で態度が悪いとか無理を通そうとするとか、少し意外に感じる父母が時おりいるのですね(まして先生に対して、学校の順当な方針に異議をねじ込むって、モンスターペアレントです)。
 私はね、それ違うよな、と思うんです。なににも代えがたい大切なわが子をお預かりいただいている学校に対して、人に依って対応を分けるなんて、そういう人の方が品を疑われるのでは?と、思うのです。
 そもそも感じの良い人って、どこででも、だれに対しても感じがいいですから。感じの悪い人って、先生に対しても事務員に対しても守衛さんに対しても感じ悪いです。そういう人は道を歩いていてもヤな感じだし、店でもなにかとクレームつけてるし、駅員さんにも噛みついてます。「自分が法律」と思い込んでいる人って大体そうです。人相を見たって「歩く熊五郎」みたいな人もいますからね。
 だから、人に対する態度ってその人そのものですね。私も自戒して気をつけます。自分でもぜんぜん足りないと反省します。「我 日に我が身を三省す」ですね。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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