病は気から、と申します。2025年6月18日
病は気から、と申します。逆に気持ちの持ちようで、病の発症を抑えることもできるようです。
先週、先々週と私は休みをいただき、娘の高校卒業を見届けるため、ニューヨークへ行ってまいりました。
3年前の入学式は9月でしたので、私は会員さんファミリーの300校に及ぶ願書添削のため、会を離れることを見送りました。
卒業式に先立って、アメリカの高校流というわけで恒例のプロムがありました。なんとこの日のために女子はみな、思い思いに取り寄せたロングドレスを身にまとうようです。そして華やかに着飾って並んだ女子たちは、寮の前庭を花壇に変貌させるという派手なパフォーマンスを行い父母の度肝を抜きました。プロムに始まり、全単位を修得し終えた彼ら、彼女らは、晴れて卒業イベントの数日を過ごせたようです。
卒業おめでとう。そしてひと仕事を仕上げた親たちは別行動で、お互いを慰労するかの如く食事会での会食で肩の荷を下ろしました。
万事滞りなく卒業式の式次第も終了し、ハットトスで喜びの最高潮が引いた後は、寮生活のおかげで兄弟姉妹のように親しくなった級友たちと、別れを惜しみながらの解散となりました。親同士もPAの集まりでよく顔を合わせていたため(学校のことは万事任せてくれ、という方針の学校ですから、PTAという組織ではなく、あくまで親主体のPAです)新たな友人を作ることもできました。
さて、わが子を迎えてやれやれとほっとしたところで、私は咳が出始めたかと思うと夜間に咳が止まらなくなっていました。抑えていた風邪が症状発症です。考えてみれば渡米前のスケジュールは濃密で、年長父母の入試模擬面接を2週に渡り個別に全家庭実施しました。模試の父母講座も複数回ありました。一通りの仕事を終了したと同時に飛行機に乗り、また帰国が夜10時の便で、翌朝から体験レッスンの個人面談と模試の父母講座を行うというスケジュールでした。
私の年齢ですから働き盛りというわけでもないでしょうが、一応お役目があることに感謝しなければ、ですからね。
また帰国後初の体験レッスンでの面談が、これまたわが子の教育のこととはまったく関係のない相談をお受けすることとなり、私の右腕に鈍く輝くランダーブルーのバングルが魔除けの力を発揮することとなりました。
しかしながら、魔除けをもってしても除け切れない災厄もありますので、私はその晩、猛烈な咳で気管支喘息でも起こしたかと思うほどのありさまとなりました。特効薬が効いたおかげで、週末を超すと体調は急激に快方に戻ったという顛末です。
いやいや考えてみれば、これがアメリカで症状が悪化していたらどうなっていたことか。救急車を呼ぶだけで5000ドルかかるようですし(州により違うようです)、まして入院ともなるとどうなっていたことか。結局のところ私は、意識したわけではなく、意識下でなんとか体調をもたせていたようです。気で病をコントロールし、このタイミングなら少々悪化しても手当てできる、というタイミングでぶっ倒れたようです。
いやいや、これも私を守ってくれる見えざる力のおかげですね。私は本当に運が良いんです。いつもついてるし、日々人生最高の日を更新しています。と信じている私は最強ですね。