神宮球場に行ってまいりました。2026年6月3日
神宮球場に行ってまいりました。5月末の神宮球場といえば早慶戦ですね。慶應びいきの人は慶早戦と呼んでいます。慶応会の会員さんは早実初等部生やこれから早実への合格を目指す人も多いですから、中立の立場で一般呼称の早慶戦と呼びます。おまけに今日は慶應が勝てば6大学リーグ野球春季優勝を決める、という試合です。
私はと言えば、今年慶應義塾大学1年生となった慶応会会員さんが、体育会応援指導部メジャレッツに入部し、チアリーダーとして慶早戦デビュー(この場合は慶早戦ですね)ということで今日観戦に来ました(新入生部員15名は全員が、わずか4週間で応援歌20曲の歌詞と振りを完璧に覚え、上級生の厳正な試験のもと、全員が合格しないと神宮デビューできないという試練を乗り越えて迎えた今日でした)。
私は昔の神宮球場にはすごく馴染みがあったので、外野席は私の憩いの場でした。当時は芝生張りだった外野スタンドで寝ころび、周囲にはランニングにステテコに草履姿でビールをぐびぐびやりながら観戦するおっさんがいました。様変わりしていますね、今は。
しかも、今日は32年ぶりに天皇陛下と愛子様のご臨席を賜るという天覧試合でもあります。見渡したところステテコ姿のおじさんはいません。
手違いで私は内野応援席に入場してしまいました。なにしろ慶應が優勝を決めるか、という日の早慶戦(この場合は慶早戦、ややこしい)ですから4万人の観客で埋め尽くされたスタンドです。ようやく空席を見つけたのですが、そこは体育会応援指導の吹奏楽部のとなりで、しかも塾高生たちの占めるエリアでした。試合前から序盤の応援練習がありましたが、まさかこの席がエネルギーのカオスになるとはその時は予想していませんでした。
試合が始まる前には観客全員起立のもと、厳かに塾旗がスタンドに入場し(あの大きな、風に鳴る塾旗を支えるのは4年生女子です)、次に早稲田の校旗が入場し、塾歌と早稲田の校歌を互いに斉唱します。この辺りのセレモニーは真に伝統の上に立った厳かなものです。
周囲を見渡すとオールド慶應ボーイ、ガールの姿もあります。かつての苛烈な受験競争を勝ち抜いてこの場に立つ自尊と気概を放ちます。
いよいよ試合開始です。慶應の攻撃の最中は吹奏楽部の(振りまでついた)演奏に乗せ、女子リーダーを含めた応援団員が壇上でエネルギッシュな応援演舞を披露し、観客は声を合わせて声援を送り、手に持ったKEIOメガホンを打ち鳴らし、ヒットが出るとチアリーダーが笑顔で「STAND UP!⇧」という掲示板を掲げ、観客皆が一斉に立ち上がり、「DASH慶應」を振り付きで踊って歌う、という塩梅です。
周囲は塾高生たちです。つまり16,17、18歳の血気盛んな男子たちと一緒の空間です。すさまじい熱量が内野応援席を席巻しています。その中に私がいます。当然私も座って観戦するわけにいきません。周囲に同調して声を上げて体を揺らして応援です。えらい災難です。明日の朝、起きられるか不安です。
伊藤塾長と塾幹部のお歴々が試合開始前に入場しましたが、皆、ダークスーツにネクタイ姿で猛暑日の中、上着も脱がず、居住まいを正しての観戦です。もちろん男子応援指導部員は詰襟の制服姿で激しい演舞を披露し、吹奏楽部員も黒スーツ姿で演奏し、時に演舞披露です。片や静粛に、片や猛々しく、智徳の模範を天下に示すかの如きリーダーのわきまえです。
私が早慶戦を観戦した実感は、とにかく慶應、そして早稲田の生徒、学生、OB・OGともにエネルギーの総量がけた違いに多いことです。
受験生と親御さんをサポートする私からのアドバイスは、「自らこのエネルギーを湧き立たせる体力と気力を充実させないことには、受験に勝って慶應生、早稲田生になれない」ということです。
まず受験生は「運動」、「体力」、「持久力」。そして生活面での自立と自律を促す「日々のお手伝い」、そして親からはわが子への「励まし」ですね。いつも私が申している結論を再確認した早慶戦観戦でした。



















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