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理事長通信

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以下は拙著8作目より抜粋です。2025年10月8日

以下は拙著8作目より抜粋です。
●第一志望校を「5校」つくってください

 本音で申せば、受験の目的は合格にあります。「努力したけれど不合格だった。だけど努力賞」というのは、たとえ理性がそういっても、本心の悔しさがにじむことでしょう。
 もしも「私は第一志望校以外の合格だと喜べないだろうな」と予測がつくならば、対応策を考えておかなければ、ですね。

 私は慶応会の会員父母にいつも伝えています。「第一志望校を5校つくってください」と。
 第一志望とは、1つだから第一志望なのでは? という疑問が生じるかもしれません。
 いやいや、学校をよく研究し、知れば知るほど素晴らしい学校だと認識を深め、当初の第一志望校より好きな学校ができた、ということはよくあります。そういう親は賢明な方ですよね。
 わが子と家庭にとってのメリットを改めて書き出してみると、意外に「この学校に合格できたなら、喜んで進学したい」と思える学校が出てくるかもしれません。すると合格した後の選択の幅がすごく広がります。
 第一、うれしいじゃないですか。この学校なら喜んで進学したいと思った学校から合格通知が届いたのですよ。それぐらい好きになれる小学校を5校用意してください。父母の心の安全装置として。
 その際は、通学の距離は切り離して考えましょう。慶応会でも慶應横浜初等部を始めとして、合格したので転居を決めた、というファミリーは毎年、複数います。

●第一志望「5校」の探し方

 第一志望と願う学校に合格するのは家庭の夢ですね。でも、その学校、本当にわが子に向いていますか。適性は合っていますか。 
「第一志望合格こそ命!」なんて考えないほうがよいです。先ほども申し上げましたが、第一志望校を5校選んで準備しましょう。A校に進学できたら最高! でもB校ならわが子の科学への興味が伸ばせる、C校なら女子だけの品のいい教育が実現できる、D校なら小学校からサッカー部がある、E校なら豊かな自然環境でどろんこ遊びが毎日できる、というふうに。

 第一志望校合格だけがファミリーの最適解なわけがないじゃないですか。目標に向かって努力をすることは日々を充実させますが、幼稚舎に合格できなければ人生終わり、とか馬鹿馬鹿しいですよ。
 私は年に300回ぐらい申しておりますが、小学校受験は「適性」で決まるのです。わが子とファミリーが小学校にどれぐらい適性が合うか、それで決まります。もちろん「入試で問われるわが子の能力は満たした上で」という条件がありますが。
 
 親はわが子の適性は判断できませんが、信頼できる指導のプロならばわが子の適性を見抜いて志望校のアドバイスをしてくれるはずです。
 そのとき、親がすでに20校も30校も検討して、調べて、10校以上は学校見学や説明会に参加して、「この小学校は素晴らしい」と思える志望校を5校つくっておければ準備万端ですよ!

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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