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理事長通信

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先週の土曜に2回、本日1回、会員新年長児のご父母のための父母講座を行いました。2022年12月14日

 先週の土曜に2回、本日1回先週の土曜に2回、本日1回、会員新年長児のご父母のための父母講座を行いました。今月は年に2回だけ実施する、父親は必修参加の講座の一回目でした。
 慶応会では年長会員ご父母のために、毎月の模試時に理事長が父母講座を行っています(年中、年少には年4回、やはり模擬試験時に、別教室にてご父母に行います)。趣旨は小学校受験への理解を深めていただくため、わが子を「輝くわが子」に育てるために、どのように親と子がともに成長するか、その他、そもそも私立国立小学校に進学するメリットはどういったことがあり、そのメリットはわが子にはどのような効力を発揮するものなのか、といったことをさまざまな角度から、私が説明して差し上げる、ということです。
 まあ、ですからその結果として、まず親御さんの子育てをする心構えが定まり、日々の生活を見直し、わが子が自立するための子育てにスイッチが切り替わり、わが子が独立した生活を送るようになり、それが合格という結果に直結するわけです。
 それはもう、慶応会で育つ子どもたち、そしてご父母は見た目からして全く「格」が違いますから。そのことは慶応会と懇意にしていただく私立小の先生や事務の方から直接お聞きすることもあります。「慶応会の会員さんはマナーが素晴らしい」とか、「しつけをしっかりなさっている」とか「親御さんがご立派ですね」とかですね。
 はい、ご覧いただければ一目瞭然です。すべてはファミリーが「生きやすく」なるためです。

 そうは申しても私は、会員親子に聖人君子として生きることを伝えるわけではございません。そんな生き方は宗教家にとっても難しく、もはや現生を離脱し、今生と惜別を果たしたまま生きる仙人でなければ、実践することは不可能なのでは、と思います。私が求めていることはそういうことではありません。生活に、けじめとメリハリをつけることですね。
 この世は人として「練れていく」ための修行の場ではないでしょうか? 自らが「善」とするものに近づくための。
 私は善に対して、正義とは危ういものだと思っています。ある人にとっての正義は、立場を反対とする人にとっての正義と相反します。国家間の戦争などは最たるものです。義を主張すればするほど自らのエゴを通すために過激化することは火を見るより明らかです。
 対立は日常の至る所に存在します。特にダイバーシティのことや価値観の多様性を認める運動が盛んになるに連れ、いわゆるスタンダードな価値観の中で平穏に暮らしていた人が、却っていろいろな価値観の主張の強さによって困惑を深めているように感じます。
 カフェで寛いで読書をする人の隣りで携帯電話の通話をする人や、リモート会議を始める人の話し声が、近ごろ声高になってきました。通りを歩いていても、向こうから一人で笑いながら、独り言を言いながら近づいてくる人もいます。ワイアレスのイヤホンを使い携帯電話で通話をしているようですが、道を譲って脇に寄った方が安全かな、と瞬時には思います。
 列車や飛行機でシートの背もたれを倒す前には後ろの人に許可をとるかどうかとか、公園で遊ぶ子どもの声がうるさいから公園を廃止するとか、そもそも遊具の事故があり、裁判が相次いだことから公園から遊具が一斉に撤去されたとか、はなはだ生きにくい世の中になってきています。
 他人との軋轢を回避する方法は、人それぞれが自らの善を実行し、他の人の主張や考えも一旦は受けて、合わなければ流す、というところでしょうか。

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