前回よりつづき2024年3月20日
前回よりつづき
さて、私は今回担当していただいた医師による診察で気づきがありました。それは、CT分析の専門医による画像確認を経て泌尿器科医師の診察を受けた時のことです。泌尿器科の先生は私の目の前で真剣にディスプレイの画像に向かっています。
素人の私にわかるまでもありませんが、モノクロームの画像は確かに私の体内の断面を映し出しています。あ、これは腎臓だな。これは胃でしょう。そのくらいはわかりますが、次々に映し出される私のスライスされた体の断面画像を、先生はじっくりと、無言で観察されています。無言で。
この無言と言うのがこちらの不安をあおります。先生は丹念に、縦に輪切りになった私の内臓を「無言で」見続け、それが二往復目に入ったあたりで私は少し緊張してきました。
どうしたんだろう。なにか重篤な病の病巣でもあるのか? どこか気になる個所を確認して、病巣や病理を断言できるまで確認しているのだろうか? と段々不安になってきました。
そして、「大変言いにくい病名ですが、こつ、そそしょーしょー(骨粗しょう症)です」なんて言われたりして。「おい、そっちの言いにくいかい!」と一人でボケて不安を紛らわしたりしていたところ、先生から一言、「石はありませんね」。
「血尿はありましたか?」「ありません」「石が出たような自覚はありましたか?」「ありません」「・・・たぶん、ごく小さい石があったと思いますが、既に出ているのでしょうね」との所見です。
地獄の三大激痛の病とか言われる腎臓結石からの尿管結石を私はこのようにクリアしました。潜血反応も消えました。
旧年の厄を旧年すべり込みのご祈祷で、厄を落としたのですね。神さまに大感謝です。
そして私の気づきはここです。私は年長さんの毎月の模擬テストで、結果が出た時に父母と個人面談を定期的に行います。その際に気をつけるべきことに気づいたのです。
正確な判断を期して、どの分野が得意で、どの分野を自宅で強化して定着させるかをアドバイスするのですが、無言のまま考え込むのはやめよう。と思いました。
沈黙せず、気づいたごとに良い点、要改善点をすぐに声に出して伝えてあげよう、そう思いました。無言は不安を増幅させますから。そこに私が気づくために、神さまが私に仕込んだ小さな石、だったのかもしれません。そこにも感謝しないとですね。つづく