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理事長通信

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信心深さを自覚するようなこともない私ですが、2024年2月14日

 信心深さを自覚するようなこともない私ですが、周囲には神仏を敬う人がいて、八百万の神に感謝をし、日々の暮らしが平穏であることを願う人に接するにつけ、形の見えない畏敬の念に手を合わせ、感謝することが平素の暮らしにあります。

 父の実家は築100年を優に超す古い民家で、座敷をさらに進んだ奥座敷のどん突きに、高さが六尺を超える仏壇があります。漆に金箔で縁取られた、幾重にも重ねて開く扉の奥に、ご本尊らしきいかめしい何かが覗いて見えます。
 私は夏休みに田舎に遊びに行くたびに、「ははぁー」とひれ伏してご先祖様に帰郷を報告する儀式を積み重ねてきました。信心っぽいことはやってきたのでしょうね。おかげさまでご先祖様、守護霊様、守り神様に見守られて、私は幸せに暮らしております。
 
 そんな私ですので自宅を改装する際、仏壇や神棚というものは、暮らしの中心にある居間の一角にあってほしい、と願いました。神仏にいつも見守られている実感を得たいと思い、私は部屋のデザインをしたのです。
 しかしながら仰々しく黒檀の仏壇がでんと居住まいを正して鎮座していては、これは居間というよりは仏間となり、主客転倒の事態となります。
 私は「なんちゃって茶人」でもありますので、見立ては得意です。母はポーセリンに絵を描く趣味がありましたので、絵皿や洋食器などを多く残しました。これらの品を仏具に見立てて日用に使えば母の供養にもなりそうです。
 舟形の小さな砂糖壺は仏舎利塔に見立て、ちょうどいい大きさの香炉は線香立てにぴったりです。御鈴を置き、手前には切子のガラス猪口にお茶を入れ、花の周りに蝶が舞う絵皿の上にそれらを十字に並べると、あら不思議、盆点前のセットの如く、シンプルな仏具セットが完成しました。これを居間の部屋全体が見渡せる小さな食器棚の上に乗せると、そうは見えない仏壇が完成です。

 神棚もしかり。私は神棚を自作しようと一念発起しました。なにしろ私の仕事で、幼児や児童の指導に関しては、心を通じ合わせることは難しくないのですが、問題は父母への指導です。指導や説得のために、相当な覚悟とパワーが必要となります。そこでハワイの火の神さまからパワーをもらうことを思いつきました。ハワイアンコアの木材を手に入れ、合わせ扉になる神棚をデザインしました。そこに地場の神さまである最寄りの神社やゆかりのある各所の神さまのお札などをお納めし、毎日手を合わせております。
 先祖を敬い日々感謝をささげる、といった日常のようすを描くだけで、とてつもなく退屈な通信となりました。次回は笑える話ですよ。つづく

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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