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理事長通信

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11月1日という日は、我われ幼児教室の講師にとっては区切りの日です。2023年11月8日

 11月1日という日は、我われ幼児教室の講師にとっては区切りの日です。新しい年度が始まる新たな日でもあり、そして何よりもこの一年の指導の成果を厳粛に受け入れる週の始まりの日でもあります。

 小学校受験というのは取りも直さず親の受験です。もちろん試験を受けるのはわが子であり、それは6歳児のわが子なのですが、親がどのように子育てをしてきたのか? その成果を発表するのが入学試験の場なのです。
 わが校はこういう子どもが欲しい、という観点で子どもに出題します。学校ごとに課題が異なります。ですからA小学校とB小学校では時として全く異なる子ども像を求めることがあります。学校によって欲しい子ども像が異なりますから、それぞれの個性によって合格できる学校に振り分けられていきます。つまりたったひとつの子育て方法の正解があるわけがないのです。

 ただし、「わが子をノビノビ育てました」と面接で臆面もなく言う親の子育ては、たいていは「けじめとメリハリ」という部分において不十分です。一言で言うならば「しつけ」ですね。ですから7歳児の集団を預かる私立小学校は、教育と指導の責任を保つために、社会的トレーニングをある程度積んできた6歳児しか受け入れないでしょう。国立小ならば、そこはなおさら厳しいです。
 6歳児がけじめとメリハリを身につけ、試験場で発揮できるかどうか? を見極めるのが行動観察や指示運動や体操の試験です。先生の指示を注意して聞き取り、指示通りの解答を導かないと正答に辿り着けませんから、ペーパー試験でも判別がつきます。

 さて、準備を重ねた入試ですが、最後に合格という結果と、不合格と言う結果に峻別されます。その結果は厳粛です。第一志望校の合格だけを切望した親にとっては、運命は時に情け容赦もありません。
 しかし、仮にわが子が入試で不合格となった場合でも、別にお母さんの子育てが否定されたわけではありません。
 不合格とは、学校がこのように考えてのことです。つまり、「わが校が欲しいのはこういうイメージの子どもです。あなたのお子さんはとても良い資質をお持ちです。でもわが校が求めている子どものイメージとは少し違うのです」ということです。
 たとえば慶應幼稚舎であるならば、「まず獣身を養い、後に人心を成す」のように、身体能力の高さや持久力の強さが求められます。運動が俊敏でなければ幼稚舎の合格は叶いません。それだけじゃ受かりませんが、そこが第一関門です。
 早実初等部であるならば、日々の生活で去華就実を実践するような、堅実な生活を送ることが重要です。
 特に志望人気の高い慶應幼稚舎も早実初等部も、実は家庭で送る毎日の暮らしの中に、合格できる家庭習慣がたくさんあるのです。
 ほら、慶応会の過去20年、すべての会員さんに志望校合格していただいている最大の理由は、父母への直接指導が山ほどあるからですよ。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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