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小学校受験の準備を考える①2023年6月7日

 小学校受験の準備を考える①
 受験における合格というものは、小学校受験の場合は特に、「志望校が求める子どもと親の理想像に寄せる」という側面が無視できません。中学受験以降の学力と偏差値の合致による受験とは大きく異なるのです。
 これは時おり私が矛盾を感じるところです。つまりそのままの、ありのままの状態でじゅうぶんにその子らしさを発揮できている幼児に対して、親の志望する学校がその子の持ち味と長所と齟齬がある場合、つまり適性が合わない時でも、親の希望を無下にはできないことがあるからです。

 具体的には、ものすごく活発で自我を解放することで良さを発揮する子に、大人しく大人のわきまえを求める学校を第一志望とする場合、どうしても子どもの言動を制御することが必要になることがあります。
 反対に、穏やかな性質に恵まれた半面、自分の意見を率先して述べたり、集団の中でリーダーシップを発揮する言動を見せたりすることが得意ではない子もいます。私はそういう大人しめでのんびりとした子を見ると、自分の幼少の頃とは真逆な質をとても好ましく思う者です。いいなぁ、良い子だなぁ、と感じるのです。ただし、父母があくまでも小学校受験は慶應幼稚舎に合格することが目標で始めたことなので、目標達成のために最大限に尽力します、とまなじりを決して抱負を述べられたとしたのなら、私もその願いを無下に扱うことはできません。

 第一志望校合格は家庭の夢ですから、私は全力でその願いに添うようにアドバイスもしますし指導もします。もしかしたら穏やかでのんびりしたわが子だと思っていたけども、いろいろと課題に挑戦するうちに、その子が隠れて持っていた資質が開花することも時おりありますので。

 頻繁に慶応会で起きるのは、女子校が第一志望だった家庭の女の子が、当初の第一志望の名門女子校に合格した後、なぜかさらに挑戦することになって、筑波やお茶の水や竹早に合格、進学する、ということです。
 女子校合格と慶應幼稚舎や横浜初等部や早実初等部に同時合格することは、慶応会では毎年あることですから珍しくありませんが。さすがに女子校と国立に合格して、しかも当初は女子校狙いだったのに国立に進学した、ということが毎年起きるのは慶応会ぐらいではないですか?

 話が脱線しましたが、復線しますと、私はたとえ、ご家庭の第一志望校がたとえ火星に行くより距離が遠かったとしても全力で応援します(実際、入会時は幼稚舎が木星ぐらい遠かったにもかかわらず、合格した家庭も毎年ありますので)。ただし、慶応会のベテラン講師が見抜いた子どもの適性をきちんと受け止め、お勧めした併願校を受験した場合は、相当高い確率で、それら適性のある学校にも合格していただいています。それが2004年以降、20年連続で会員全員を適性のある志望校に合格させている指導です。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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