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理事長通信

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前回より続き2026年7月8日

 前回より続き
 12歳までに男子がしたら良いこと、非認知能力が伸びること(正直、これは男子に限りません。女子も大いに実践してみるといいでしょう。でも、なにより男子が率先してやってほしいことです)。
 筆頭は野外活動です。それから「他人の飯を食う」という生活の凝縮バージョンとして、運動系のキャンプや合宿ですね。これは受験を控えた年長、年中の幼児に特にお勧めです。

 実際に参加してみると、男子より女子の方が多いことに驚くと思います。女の子の親御さんの方が男の子の親御さん(ママ)よりしっかりしているのですよ。男の子のママは心配で手放せないのですね。わかりますよ、その気持ち。でも、将来のわが子のダメさ加減まで目に見えるようです。ママが何でもやってくれると息子は思い込んで育つでしょね、きっと。ママが守ってくれるって。

 今、目の前の夫が何もやらないじゃないか!家事や育児の分担はどうなっているの!と怒り心頭で、離婚という文字さえ頭をよぎるような家庭内の惨状を見ていながら、今現在のわが息子の子育ての延長線上に現在の夫があることに気づかないものでしょうか? そこは気づいてほしいですよね。

 家の中のことなんて、なんでもお手伝いとして気概を持ってやるように、親がわが子をじょうずに促してさせなきゃダメですよ。だって、自立したわが子に育ってほしいのでしょ? ママは独立自尊の学校がお好きでしょ? 去華就実の学校もお好きでしょ? それならば今、目の前で、家庭の中で自立を教えて、わが子に自律のもとに行動で実践させなければ、あなたの子育ての夢がウソになるじゃないですか。

 次に男子に参加してほしいことは、サッカーや野球などの集団スポーツです。集団に参加する際はたいてい最年少ですからまわりは先輩ばかりです。コーチ、監督のもと、先輩に囲まれて、チームのルールや禁止事項が学べます。「これやっちゃうと怒られるんだ」という学びが多くあります。「言い方も気をつけなくちゃいけないんだ」とも学べます。同時にこういう言動が望ましいし、大人に好かれるんだと多くを学びます。
 基本的に家の中では王様だったそれまでの生活から一転して、ヒエラルキーの最下層からの再出発となります。カルチャーショックがありますね。
 そして集団の中で慣れてくると、さらに後から入部してくる年少者に対して、今度は自分が先輩として接する機会を得ます。自分が言われたりされたりしてイヤだったことは後輩にはしないようにしよう、と気づきがあると、年齢以上の社会性や精神年齢の獲得につながるでしょう。

 幼児教室でも、周囲に対しては消極的なのに、ママに対しては横柄で態度が大きくなる男の子がいます。これはもう内弁慶の典型ですね。内弁慶とは古くからある言葉ですから、古より一定数の男子はそうだったのでしょう。女子に内弁慶という言い方はしませんから男子特有の表現です。ママは相当な危機感をもって息子育てを見直した方がいいです。慶応会では日々の暮らしを親御さんに私が直接指導しています。つづく

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