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理事長通信

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私の慶応会での仕事には表層と深層の両面での目的があります。2023年2月15日

 私の慶応会での仕事には表層と深層の両面での目的があります。
 表層の目的の第一は、「わが子を輝く子に育てる」ことです。この目標のために、父母にその精神論をお話しし、具体的に家でどのようなことをどのように実践すればいいのかを指導しています。その結果、わが子と家庭にとって適性のある学校に合格していただき、会員全家庭に幸せをお届けしています。
 もっとも、私が一番大事にしていることは、父母が家庭生活を充実させる日々を送ることで、わが子が「親思いの子」に育つ、ということですが。
 その実現のために私が努力していることの第二が、会員お母さまの情緒を安定させることです。ここからが深層面での私の仕事です。なにしろママが情緒不安定になると、その影響は100%わが子に影響しますからね。もうちょっと、どころでなくもっと、夫が妻を支えるために具体的に、目に見える努力をしてほしいですね。そうすると、私の仕事が減りますので。
 そして私の努力の結実が第三のことにつながるのですが、それは夫婦の離婚を阻止することです。
 わたくし、改めて表明するまでもなく、進学教室の代表者なんです。でもね、心療内科の先生や離婚専門の弁護士と同じ内容の相談を会員お母さまから聞かされる機会がものすごく多くて、それが私の経験値を飛躍させる要因になっていて感謝しきりなのです。あ、ブリティッシュジョークですか、皮肉ってこう使うものですね。

 以下は劇作家で演出家の鴻上尚史さんに寄せられた、お悩み相談と回答「鴻上尚史のなにがなんでもほがらか人生相談」を転載したものです。
 もう、私が普段お聞きしているお悩みとほぼ同じ内容ですね。「他山の石」じゃないですよ、まったく。「対岸の火事」って何言ってるんですか。
 私が毎日妻の食器を洗うのは贖罪のためなんです。知らず知らずに犯したる罪が山ほどあるのでは、と自省しているわけです。と脱線は復線して進みます。

【ビール大好きさん(女性)から鴻上さんへの身の上相談①】原文まま
 私には7歳、5歳の息子がおり、同じ職場で働く夫(部署は違います)と共働きをしながら子育てをしています。
 小さな子どもがいれば、突然の体調不良で保育園や学校を休むことは日常茶飯事であり、そのたびに夫婦で調整して仕事を休むことになります。この場合、常に夫の仕事が優先され、大半は私が休暇をとる状況が続いています。
 夫は私より10歳年上なので、職場での役職が高く、休みづらいのは重々承知です。けれど、それならば「いつもありがとう」「ごめんね」の一言を添えて出勤するのが筋だと思っています。しかしながら夫は、「俺の方が職責が重いからそっちが休むのは当たり前」「仕事の内容が全然違う。俺がどれだけ忙しいかわかるでしょ」と平然と口に出すのです。
 ならば、と在宅勤務や柔軟な働き方が可能な仕事への転職を考え、それを相談すると、「冗談でしょ。今より給料下がるよね」と一蹴され、それが悔しくて資格取得のために勉強したりキャリア相談に行ったりすると、「趣味でやってるの?」と馬鹿にされるのです。
 けれど、私は働くことが大好きで、子育てのために残業ができず短時間しか働けない分、職場に貢献したいとの思いで必死にやっているつもりです。転職や資格取得を考えたのは、子育てや他の要因で今の仕事を退職せざるを得なくなったとしてもキャリアを途切れさせたくないと思ったからです。それを理解してもらえず、ずっと悔しい思いをしています。
 つづく

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