前回よりつづき 「木を見て山を見ず」というのは実にスタンダードな格言です。2026年9月2日
前回よりつづき
「木を見て山を見ず」というのは実にスタンダードな格言です。目標を追求するあまり手段を見失うことは人生でよく起きることです。
小学校受験で考えると、第一志望校への憧れ(慶応会の会員さんの場合は慶應、早稲田、すべての名門女子校、成蹊、桐朋(学園)、筑波、御茶ノ水、学芸附属、青山、立教、成城などに強い志望を持つ方が多いです)が日々の努力のモチベーション維持につながります。
小学校受験を志す親御さんの真摯な努力には頭の下がる思いです。特に受験ママの熱心さは相当なものです。すぐ隣で一緒に走る私にはよくわかります。
そして受験の準備を始めるきっかけとなったのは、多くの場合、志望校への憧れでしょう。それもわかります。ご自身が私立国立の小学校出身ならばその志望動機はごく自然なことです。また、知人の子や街中で見かけた制服を着た小学生を見て、強く動機を持った人もいるでしょう。
私が40年近く保護者の方たちと接してきて非常に強く感じることがあります。それは「親はわが子の適性を見抜けない」ということです。
どうしても親は「欲目のフィルターを通してわが子を見る」ものです。そこには、「まず志望校ありき」であることが少なくありません。
それが悪いとは申しません。しかし、わが子と親の適性が早い時期に把握できていれば、適性の余り合わな宣伝になるかと思いますが、慶応会では専任のベテラン講師が相当な研究を重ね、全部で58校の私立・国立小学校の入試分析を毎年行っています。ですからそれぞれの小学校がどのような子と親を合格させたいと望んでいるかを把握しています。このことが、わが子と学校との正確な適性を診断できることにつながっています。2003年以降、会員さん全員がいずれかの志望校に合格できている理由です。全落ちゼロです。
受験が大変なママ、ここに気づいてください。わが子とともに、さまざまな思いをしながら立ち向かっている受験は、第一志望校に合格することが目的ですか? その学校は、本当にファミリーの一生分の運を投入しても構わない学校ですか? かりに中学・高校・大学受験の心配のない付属小に合格できたとして、その後の油断によって、その先のわが子の人生がだいなしにならないよう、さらなる準備をする覚悟はできていますか?
そもそもわが子とファミリーの、学校との適性は合っていますか? 損得抜きで直截に適性を判断してくれる信頼できる先生はあなたの隣りにいますか?
第一志望校はそのまま受験すればいいです。家庭の夢ですから。そして適性が合う、すなわち合格の可能性が高い学校を先生に見抜いてもらい、併願受験することが大事なんです。そうすれば「全落ち」が防げます。
そして親として願いを一つに絞るなら、「わが子が自分の将来を切り開くために最適な学校に入学できますように」。もっと端的に言うなら、「わが子が将来幸せになる学校に合格できますように」ということでしょう。信頼できる先生に是非頼ってくださいね。



















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