前回よりつづき2026年8月5日
前回よりつづき
私はものの数十秒で、糸にビーズを際限なくつなぐという課題作業に疑問を抱くとともに、何か大きな欺瞞があるのではと本能的に感じていました。そして担任の先生に言いました。「先生もう飽きた。これはもういい。こんなことを続けるなら外で遊びたい。校庭に行ってもいいですか」。
30代半ばの男性担任は半ば笑いながら「いいよ」と応えました。ですから私は正式に担任の許可を取ったわけです。
私は破顔一笑で仲間2人を引き連れ、思いっきり校庭に出て自由を満喫して走り回りました。5分、10分経ったでしょうか。私を呼ぶ声が聞こえ、見ると私の教室の窓は教室に残ったクラスメートが鈴なりで並び、私を呼んでいます。担任も横に立っています。なんだろう?と教室に呼び戻された私を待ち受けていたのは、担任教師の往復ビンタでした。
なんだよそれ。いくらなんでも説明義務があるだろう。私が権威を笠に着る奴を生涯信じなくなったきっかけはこれです。
まだ社会のメカニズムを理解していない若年者には説明が必要です。幼児や児童ならなおさらです。それは決まりだから、ルールだからこの社会の中ではその決まりやルールに沿うように行動することが必要だ、と。もしルールから外れたらルールを確認する指導が入る、それが度重なると叱られる、というメカニズムですね。
ところがADHDの診断がある子は、わかっていてもそうは行動できないという弱点があるでしょうね。
現代ではなにかと原因と解決策を求めたがりますからお母様としては心配なわけですね。そして担任の先生からは、一度ADHDの検査を受けて、必要なら投薬治療をと勧められたようです。途中経過としては服薬の成果が表れ、学校の授業にも全般的に落ち着いて取り組めているようです。ただしママの心配は薬の副作用で、食欲減退や体重低下などが見られるようです。私としてはそっちの方が心配です。
「理事長先生、投薬はいつまで続けたらいいでしょうか?」というご質問は、私にですか? この1か月半で、軽い相談を含めると4、5人のママから息子の行動で困っている相談をお聞きしましたけれど、半分の方はパパかママが医療従事者ですからね。
「私も専門外のことはわからなくて。わからないことはぜんぶ理事長先生にお聞きしようと思っているものですから」って、私も全く専門外なんです。私、保険診療もききませんし自由診療もありません。でもできる限り人生の難問にはお答えしようと努力しますけど…(来年度から有料にしようかな)。
私は慶応会の幼児教室を卒業して小学部に通う子たちと交流を欠かしませんが、先生や事務と挨拶ができて、私と目と目を合わせて話ができて、友だちと休み時間に遊べているならば全く問題がありません。
一方で小学生になった後に会っていない子で、しばらくぶりに会った表情がくすんでいると、「学校でうまくいってないな」と私が感じることがあります。過去において、だいたい私の観察は合っているようです。慶応会で育つ子は理事長の愛を信じて育っていますからね。それが会えなくなると余り良くない。そして受験を一緒に戦った友人のいるクラスの輪に戻ると精神面も回復しますよ。



















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