12月出版の拙著8作目より一部抜粋です③2025年11月26日
12月出版の拙著8作目「早慶筑波に合格は非認知能力で決まる」より一部抜粋です③
●非認知能力を伸ばす「まっすぐな子育て」のすすめ
わが子が生まれてから小学校に上がるまでの「子育ての黄金期」に、非認知能力を伸ばす子育てこそが「まっすぐな子育て」です。
慶応会の教育哲学は、「輝くわが子に育てる」です。「輝くわが子」とはどういう子でしょう? 一言でいうと「人間力の高い子」です。
令和流の言い方なら、「認知能力と非認知能力の両面の高さを持つ子」に育てることが重要、と慶応会は考えています。
ソニーの創業者である井深大が、『幼稚園では遅すぎる』という幼児教育の啓蒙書を出版し、子どもの早期教育についてその重要性を世に説いたのは1971年です。そして現・ソニー教育財団を設立しました。
慶応会の先代理事長、山岸暉明は同時期に同じ志をもち、慶応会の前身を1968年に設立し、幼児英才教室は数年後に開講しました。
今、思い返すと、幼児にいかに知育を与えるか、というよりも、「いかに人生を大きく生きる人に育てるか」ということに主眼を置いて開発されたように思います。そしてそれら慶応会で開発した教育メソッドは、副次的に小学校受験に合格できる子どもたちを育てた、という結果になりました。
慶応会が長年、「幼児期に特に大事」と考えてきた教育哲学は、現在広く認知されるようになってきた「非認知能力を高める教育」です。特に生まれてから小学校にわが子が上がるまでの時期を、後では取り返しのつかないほど重要な「子育ての黄金期」だと認識して指導しています。
●受験を通して子育てで苦労すると、親の非認知能力が高まる
たとえば幼いタイプの子がいたとします。時期的に年長4月だとします。志望校は幼稚舎と早実、成蹊、桐朋です(やれやれ超難関校ばかり)。素直でよい子なんですけれどねぇ、だれが見ても行動面で幼い。
その子のどういう面が幼いのか、それは子どもによってケースバイケースですが、たいていの場合、ママまたはパパの子育ての内容が幼いことに起因することが多いです。たとえば、母親の手助けを待っている様子とか、年長児になっても安全確認を親に任せて手を引かれて歩いていて、自分の意思で歩いていない様子とかです。
何かのきっかけで「あ、ここだ」と私が気づくときがあります。その場合、「さっき○○のときにママはすぐに手を貸していたように見えましけど、どうでした?」といったように、直接の原因をピンポイントで指摘するのではなく、状況を再現して自分で問題点に気づけるように話し始めます。つづく



















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