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わが子がヤル気を起こす扉の開け方①2023年10月18日

 わが子がヤル気を起こす扉の開け方①

 その前に、TikTokの功罪をお話しします。アメリカでは一部公務員にTikTokの使用を禁止する指示が出ていると聞いています。情報管理上の措置ということです。米ソの冷戦が収束したのはいつの日のことだったか、そこに米中の戦争前夜のような状況が新たに出現しているのではないことを祈るばかりです。

 私はTikTokを娘とのコミュニケーションツールとして使用しています。主として面白い映像、笑える映像を見つけて、娘に転送するためです。外国で勉強漬けになっている(はずの)娘に、ひと時のリラックスタイムを提供しているというわけです。笑いながら落ち込むことって難しいですから。

 同時に私もTikTokにはまっております。私が渓流歩きを好むことは前号の通信で触れましたが、TikTokには渓流沿いでソロキャンプを楽しむ人の映像が多くアップされています。私はボーイスカウト、カブスカウトの出身ですので、キャンプや野営の経験があります。しかし、それはより年長の団員がセットしてくれたことですので。

 私が耳目を強烈に引かれたのはそこではなく、実は「料理」の映像でした。私は幼稚園の年中・年長と、朝食は自分で作っておりました。それも必ず朝食に、とりのモモ焼きを一本、自分で焼いておりました。とりのモモ肉を2,3日にいっぺん、近所のとり肉を扱う三店の中から、美味しそうでリーズナブルなものをそのつど選び、買ってきたものです。
 調理法もハーブで味付けをするとか、香辛料でバラエティーを増やす、などという小技は当時情報として存在しませんでしたので、ひたすらフライパンに油を敷いてジュージュー焼く、というものです。
 なにゆえに幼稚園児が朝からとりのモモを焼く運びに? 実は母に、「とりの皮はカリカリに焼いてほしい。しかも焦げ付かせちゃダメ」という注文を二度ほど出したところ、三度目の注文を聞き届けてもらうことができず、それどころか、「ご自分でおやりなさい」ということになってしまった、というのがことの顛末です。
「自由には義務が伴う」ということを、私は早くも年中児の頃から身につけていたわけです。母は強し。

 慶応会の子育ての基本を家庭で実践すると、「自分のことは自分でする子」に育ち(当たり前)、わが子を「家族のためにお手伝いができる子」に導くと、親子ともに成長でき(素晴らしい)、わが子は認められることによって心を自立させる(到達!)という夢のように素晴らしい子育てが実現していきます。

 紙幅が足りなくなりました。ごめんなさいね。わが子がヤル気を起こす扉の開け方、は次週に続きます。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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