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理事長通信

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3作目の拙著は、本編を書き終え、いよいよ編集作業に入りました。2017年6月7日

 3作目の拙著は、本編を書き終え、いよいよ編集作業に入りました。今回は12万字で一冊完成という契約でしたので、そろそろ95%ぐらい書けたかなと途中経過を編集者に送ったところ、複数のファイルはすでに15万字で埋まっていて、第一校では3万字がバッサリと削除となりました。テストステロンが横溢する私としては、ついついこういうことになっちゃうんですよね。
 そういえば1作目では、パイロットランで書いたものが出版の際には4万字削除となり、生き残った箇所は「心に迷いが生じたときは、失うものの大きさを考えてくださいね」という一行のみでしたね。
 男として、心に迷いが生じたら、どのようにすればいいか、魂の彷徨のような内容がぜーんぶカットです。つまりおもしろい内容って、単行本になるとカットされちゃうんですよ。だって心の奥ってアンダーグラウンドですからね。魂が彷徨すると心の奥底が咆哮しちゃうでしょ? 
 カットされたところってほんとにおもしろい箇所なので、そこばかりを集めて黒い革表紙で装丁して、会員さんのみにお読みいただけるようにミーティングルームに置こうか、と考えています。

 最新作のタイトルは「わが子の受験に協力できない父親を変える方法」です。仮題ですが。なんだかお父様たちを敵に回しそうな表題ですが、内容は違いますよ。もうね、どのページを広げても楽しく読めるし、私も結婚前に読んで学んでおきたかったです。これは夫と妻がいかに向かい合い、お互いを理解するかという、必読の書です。面白いですよ、とっても。まず男女がお互いのメカニズムを理解できますから。

 先々週に黄泉の国へ出張に出かけました会長先生ですが、齢90を前にして記憶力も落ちていましたので、直近のことはよく忘れていました。ですから3作目の出版が決まったことも、3日おきぐらいに伝えますと、そのたびに喜んでくれました。「おおー、それは素晴らしいことだね。それでこそ生きてきた甲斐があるというものだよ」と。
 昨年、一昨年と出版した前作の拙著ですが、私はニュースを装い、何度も「父さん、私の新作が出版されました」と本を手渡したのですが、そのつど父は眼鏡をかけ直して表題を読み、ひと際大きな声で「著者 山岸顕司」と読み上げて「オヤジを超えたよ」と大喜びをしてくれました。おかげで私は、何度も何度も親孝行ができました。同じネタで毎回喜んでくれるのですから、こちらも手間がかからず、息子思いの父でした。
 私が出勤する前に父を訪ね「父さん、これから慶応会に行ってきますよ。また、みなさんのお役に立てるようにがんばってきます」と言うと「それは素晴らしいことだね。生きている価値があるよ」と、いつも励ましてくれました。父の笑顔はいつも私を元気にしてくれたものです。

 父と母は仲の良い夫婦でした。朝となく、夕暮れ時となく、二人して手を取り合い、ゆっくりゆっくりと表参道を散歩していました。そんな場面によく出会い、私は妻と遠からず近からず眺めていたものです。
 母が旅立つ数か月前まで、それは父の歩行が困難になるのと同じ頃でしたが、そんなデートが続いていました。二年前に先に出かけた母ですが、とうとう待ち侘びて、同じ季節の同じころに父を迎えに来たようです。
 「おとちゃま、そろそろ出かけませんか。ちょうど良い季節でお花も見頃ですよ」
 「おおー、それはいいね。よし、ちょっと待ってね、したくをするから」
 今頃は黄泉の国で、二人は散歩をしていることでしょう。いつものように手を取り合って。それは、二人が出会った二十代後半の姿でしょうか。それとも慶応会を立ち上げた三十代の終わりの頃の姿でしょうか。時が過ぎるのも、わが子が成長することも見忘れて、二人して遮二無二に働き、苦楽を分かち合った頃は、きっと充実した日々だったでしょう。どの時代を切り取っても、二人の魂は寄り添っていたように思います。(先週は通信を、初めて休載しました。2週間かけて書きました)

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