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理事長通信

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前回よりつづき2  そういった中、国立大学附属の小学生たちは、自由闊達に学校生活を楽しんでいます。2016年12月7日

前回よりつづき2

 そういった中、国立大学附属の小学生たちは、自由闊達に学校生活を楽しんでいます。教師が主導する教科の授業以外に、生徒が独自に研究を行い、皆の前でプレゼンテーションをする研究発表は非常に盛んで、毎週あるいは毎日行われます。
 中学に進学するための教科の準備などは、各自家庭で行うという前提です。
 この点は慶應や早実など私立大学付属小学校と同じですが、大きく異なる点があります。私立の場合は多少、わが子の学業が不振でも、進級の際に学校や先生が手心を加えてくれそうな幻想を親が抱きがちです。
 ところが、国立小の場合はそんな甘いことを考えている親など一人もいないところが違うところです。つまり、「基礎学力を充実させることなど自己責任」という思想が定着していることです。もちろん、家庭で十分なレベルで学べないときは、専門家の手に委ねます。いずれかの教室を探し、学校以外でも学ぶということですね。
 私立の付属小も状況は同じですが、状況を見誤って油断しがちな親御さんが多いところが違いますね。

 少々脱線します。日本の公教育は、江戸時代に全国で発祥した寺子屋文化が民間にあったことが、元々の質的高さを示しています。
 当時、国民の「読み・書き・そろばん」の基礎学力は世界最上位でした。明治維新後、初代文部大臣、森有礼の学令により国民に等しく公教育が行われるようになりましたが、昭和中期までの日本は、「子どもの学ぶ意欲」と「しつけ」がまず家庭において培われていたことが今と大きく異なります。
 今現在は、まず基本的なしつけを生徒に施さなければならない事態の、そのまた以前に「親へのしつけ」を学校が出来かねている現状があります。子どもへの基礎学力の保証どころじゃないよ、というのが公立小学校の実情です。多くの現場で、「それ言っちゃおしまい」という現実が起きているように思います。(私立でも大同小異の状況が起きることもあるようですが…少なくとも給食費の支払いを拒絶する親はいないでしょう)
 わが子を賢く、どこに出しても恥ずかしくない子に育てたければ、親がわが子にまず、行動規範を身に着けさせる教育を家庭で行うことですね。その気持ちを親が持てたなら、わが身がまず直りますからね。(他人事じゃありませんよまったく。私も毎日反省しています)

 学芸大学附属竹早小学校は受験者数に対する合格者の倍率は60倍から70倍です。お茶の水小もほぼ同数。男子の倍率が50倍強ほどで、やや低いです。筑波大附属小はもっと低く、それでも30倍程度といった高倍率です。
 国立小学校は、その高倍率を裏付けるような、素晴らしい子どもたちが学校には溢れています。入試時に、選びに選ばれた(縁故の枠も兄弟枠もなく、なんの優遇も保護もなく)生徒たちが目を見張る活力と集中力で授業に向かう姿が見られます。
 竹早小などは教室と廊下を隔てる壁すらありません。教室の扉がないだけでなく、壁すらないのです。
 研究に訪れた先生も親もいつでも授業の参観ができます。生徒の親であればいつでも学校を訪れ、学校の様子やわが子の取り組みが確認できます。これは学校がどれほどの責任を負っているか、また先生が授業のクオリティに自信を持っているか、先生の教育にかける情熱と生徒への愛が表れています。
 このフルオープンな環境下で、生徒たちが、お客さんたちに注意を引かれて授業が損なわれることなどまるでないことに驚きがあります。
 完全に公平公正な入試を経て入学してきた、飛びぬけて素晴らしい資質を持った生徒たちを、選り抜かれて優秀で意欲溢れる先生たちが指導し、親がその教育活動全体を支援するのが国立大学附属小学校です。
 私が手放しでどの方にも進学をお勧めできない唯一つの理由は、本試験を受ける前に抽選があるからです。運を引き寄せる、または幸運を呼び込むことも必要になってくるからです。つづく

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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