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理事長通信

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私の仕事で最も重要なものは、受験生のお母さまに、精神的に安らいでいただくことです。2016年11月16日

 私の仕事で最も重要なものは、受験生のお母さまに、精神的に安らいでいただくことです。もっと言うなら私の仕事の半分は、ママのご不安を受け止めて安心していただくことです。私の立場から主体的に表現させていただくと、「私の仕事の半分は、ママの情緒を安定させること」です。

 時期的な事で言うならば、いまはもうそのピークを越えたところでもあります。都内の小学校受験は前半が2週間、後半が6週間です。11月の中旬には、都内の私立小学校受験が一段落し、大部分の結果が出た状況です。今後は国立小学校の受験スケジュールに入ります。
 今の時期に慶応会を訪れる受験生のお母さまやお父さまは、合格の喜びを爆発させています。まことに、まことに素晴らしいことです。
 我われの仕事はご家庭の夢を実現させることですから、役目を果せた満足感は教師にとっても大きいものです。
 しかし受験というものは厳粛な結果を伴います。喜びにあふれたご家庭の一方で、じゅうぶんな準備をご家庭でされ、わが子の成績も上位で、第一志望に合格ができることが当然と思われるお子さんやご家庭に、順序通りに合格通知が届けばなにも言うことはないのですが、そこには運がつきまとい、親の期待通りにならないことも時おりあります。

 私の仕事は辛い気持ちの親御さんがいらしたら、真っ先に飛んでいき、その辛さに寄り添うことです。(合格して幸せな人は、おめでとうございますと一言申し上げて、あとは放っておいても構わないのです。ただでさえうれしくてしょうがないのですから)。
 不合格のお子さんのママは、まさかうちがダメとは夢にも思われていなかったことでしょう。最悪の事態を想定し、万全の準備をするとは言っても、なかなか現実は受け止め難いものです。
 そんな悲しいママにこの時期にかける言葉などありません。どんな声がけをすれば少しでも心を癒して差し上げることができるのでしょう。
 慰めの言葉だって、いま血を流してささくれ立っているママの心に突き刺さることもあるでしょう。同情など禁物です。わが子のためにがんばってきたママですから、立派に、気丈に歩んでこられたことでしょう。ママのがんばりを心から労ってあげることしか私にはできません。
 今、受験に失敗して(学校と適性が合わず、仮に合格して入学ができたとしても、結果的にわが子が幸せになれない学校だったかもしれません。だから受験が失敗だったとは言えない場合も多いのです。ここは単純に、受験に失敗ではなく、入学を避けた、に改めたいですね。)失意のママに、かけてあげられる魔法の言葉は存在しません。
 そこで転ばぬ先の杖として、まさかのときに思い出していただきたい言葉をお伝えしましょう。受験はぎりぎりの真剣勝負ですから、そのぎりぎりの淵に生命線となる心の支えを用意することは必要です。サンゴ礁のハウスリーフに囲まれた内側は、上空から見ると透明に近い、抜けるようなライトブルーに照り返しています。そしてハウスリーフの外周は、そこからずーんと深海へ深みを一気に増すために濃い群青色をたたえています。ハウスリーフの淵から外側に落ちないように・・・。
 
 私が受験立会人として人生を考察した箴言その一(おおげさですが…)。
 「第一志望に不合格だったことで、その後の人生がダメになったという人を私は一人も見たことがありません。しかし、第一志望に合格したことで、その後の人生をダメにした人を私は何人も見ています」
 どんなにつらい受験結果でも、必ず立ち上がらなければなりません。しかし立ち上がった時は、前より強い自分が自らの足で立っているのです。一方、最高の受験結果であってもそんなものは一過性のものであり、永久に続く喜びでもなんでもありません。結果に酔ったまま、その酩酊が人生を誤らせ、慢心と油断のせいでその後の人生が狂ってしまった、そんな人を私は見てきました。油断は禁物。
 いずれにしても、「その先に目標をもって人生を歩む」ことが一番大事なのです。受験の結果は、人生の通過点で時おり、大事なことを教えてくれます。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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