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なにしろ願書は、わが子が合否ボーダー時の明暗を分けるものです。2016年10月12日

 なにしろ願書は、わが子が合否ボーダー時の明暗を分けるものです。
 私は私立小学校と幼稚園に奉職し、5年間入試委員を務めましたので、入学試験の内幕の全てに立ち会っています。
 試験が終了したら、学校の手元に残るのは採点表と願書だけです。採点したテストの点数は、数字以上に何かを語るわけではありません。入試の最後に合否を分けるのは願書なのです。
 願書には何が書かれているのか? 学校への志望動機は適切なのか? わが校のことはどれほど理解できているのか? 家庭における子育ての哲学はどんなものか? それが「親の欲」に負けてはいないか? さまざまな観点で深く読み込まれます。特に試験の点数がボーダーライン上の子どもたちの願書は。

 試験での合否のボーダーラインが仮に75点だったとすると、プラスマイナス3点の範囲に受験者の20%前後が集中しています(試験の内容によっては30%ほどが集中する激戦の年もあります)。300人の受験者がいたとすると、60人ほどがボーダーラインにいるのです。倍率が5倍の学校だったとすると、入学者は60人です。その同数がボーダーライン上にいます。
 学校により合否判定の基準は大きく異なりますが、必ずしも試験の成績による上位60名が合格となるわけではありません。抜群に点数が上位だった30人は合格者として、特段の問題がなければ認定されるでしょう。〔特段の問題がなければという但し書きは、願書や両親面接で、常識を逸脱するようなことがなかったという前提の話です。
 (でも最上位の得点だった子の親に、「特段の問題」があることもまれにあります。どうして子どもは素晴らしいのに親が「?」なのか、さっぱりわからない、という場合も現場で遭遇することがあります。人間というのはつくづく難しいと首を傾げ、しばし沈思黙考するときですね。消沈すると言った方が的を射ているかもしれません)〕
 正規合格ができる残りは30人です。
 残り30人とは、点数が上位の残り30人に加え、ボーダーライン上の60人が加算されます。実際は、この集団には重なりがありますから、およそ70人強が対象者となります。約70数人の受験者から残りの30人が正規で選ばれることになります。
ボーダーラインが75点だったとすると、プラスマイナス3点の範囲には72点・73点・74点・75点・76点・77点・78点の子がひしめきます。これらの子はほとんど能力的に差がなく、どの子を合格としても不合格としても、大勢に大きな影響はないのです。

 では、どの子を合格とするのか? それは言い換えると、どの親を合格とするのか、ということです。
 このポイントさえしっかりと心得て押さえることができれば、願書においても面接においても、わが子の合格が近くなります。
 つまり、学校のことをよく理解していて、その学校が大好きで、大好きな理由が適切であり、入学後も一父母として学校の方針を理解することができ、学校と家庭が車の両輪のように協力体制を敷いてわが子の成長を見守ることができる親である、ということが伝えられれば合格が近くなる、ということです。

 簡単ですね。
 だって、ほんとのことですから。真実ってシンプルなものです。その学校が仮に、第二志望であろうと、失礼な言い方をお許しいただいてスベリ止めの学校であろうと、「御校が大好きだから受験しました」と本気で思えないような学校なら、受験すること自体がウソになってしまうでしょ? だから、受験する学校は、本当の本気で好きになってください。そうして受験した学校から合格通知が届けば、天にも上るほどうれしいですよ。

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