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「これぐらい、いいじゃない」とか「ここまではセーフでしょ」という個々の線引きにより世界は運営されています。2022年7月6日

 「これぐらい、いいじゃない」とか「ここまではセーフでしょ」という個々の線引きにより世界は運営されています。
 大抵の場合、自分の引く線引きの境界線は甘く、人の引いた線引きは「ちょっとはみ出していますけれど」と狭量です。これは私が再確認した事実です。
 私とて、人のことなどとやかく言えたものじゃありません。私にももちろん、人さまから見たら「こうすればいいのに」とか「ああ言えばよかったのに」と助言したくなるようなことは多々あるでしょう。但し私は、言っていいただけるだけありがたい、と思う者ですが。

 しかしながら・・・人さまのアラは頻繁に目に入るものです。先週小旅行に出かけた際のことです。時期的に飛行機の中も行く先の観光地も、小学生はまだ学期途中ですからおりません。いるのは未就学の幼児と赤ちゃんです。
 飛行機の隣の席に、それはもう元気の良い4歳児の女の子が座りました。もう、私はリラックスなど絶対にできない状態ですね。なぜならその隣に座る母親が、ご機嫌な余り奇声を上げてはしゃぐ娘の口を押えたり離したりの、アワワワワー遊びをしていますし、その奥の父親はまったくお構いなしという有り様ですから。家の中ではありません、ここは機内です。とにかくやかましいです。

 SNSやネット上の書き込み記事を読むと、ずっと下落し続ける出生率の原因は、子どもを育てるのに寛容な社会ではないからだ、という論調があります。他にも原因はあるでしょうが、子どもの泣き声やあそびに制限がかかっていて育てにくい社会だ、という意見が目立ちます。
 私は違う印象を持っています。赤ちゃんや幼児って、泣き声も上げるし、じっとしてもいられないし、大きな声でしゃべるものです。そんなことは自らの幼児期を省みるまでもなくわかっています。しかしそこは親が、泣くわが子を泣き止ませようと試みるとか、ちゃんといすに座って立ち歩かないように言い聞かせるとか、走り回らないように横に親がついているとか、室内では大きな声を上げないようにわきまえさせるとか、そういう努力が足りないのではないかな、とシンプルに感じます。少なくとも、そういう親の努力する姿があれば、周囲の寛容度は全然違うものになりませんか?

 つまり、応援できないような子育てをしているから批判されるのだ、ということをはき違えているのでは?ということです。
 「これぐらいは赤ちゃんなんだからしょうがないでしょ」とその子の親は考えても、周りからしたら、親の配慮が足りないと感じるでしょう。
 そもそも赴任先からの帰省とか里帰りでもなく、リゾートに赤ちゃんを飛行機に乗せて連れて行く神経が私には理解できません。私は娘が3歳になる夏まで自粛して、飛行機での旅行は控えていました。もし想定外のことが起きた時、私がどのように対応したとしても、娘に批判の目が向けられることが避けられない事態も起き得るので。
 密閉空間で長時間過ごすのは誰にとっても苦痛です。赤ちゃんだって同じでしょ。「いや、せっかくとれた休みですので家族旅行ですから、これぐらいいいでしょ」って、、、、? 親のエゴをわが子や他人に押し付けていいものなのか、疑問です。つづく

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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