まだ6月というのがウソのような酷暑の日々が続いていますね。2022年6月29日
まだ6月というのがウソのような酷暑の日々が続いていますね。みなさまお変わりございませんか? 体が暑さに慣れるまで、ご自愛ください。
私はと言いますと、4週間にわたって行った年長会員ご父母全員の個別面接特訓と今年度2回目の願書添削を終え、今年の受験準備の中盤の山を越え、しばしの休息を捻出して、それほど遠くない海に来ております。
海賊船の船長を自認する私ですが、乗り物酔いを起こすためTDLでもTDSでも散歩するだけという体たらくです。ただし海に来ると猛然と泳いでいます。それは私にとって必要な浄化作用を促す儀式のひとつでもあるのですね。
一年分の恩讐を超えて、母なる海で心身を清めることが、私には必要なこととなりました。
受験というものは結果を伴います。会員の皆様すべてに第一志望合格をお届けするつもりで、私は常に全力を傾けております。結果としてすべての方に満足な結果を導くことが、当面の私の目標となっています。
夜遅く天空を見上げ、満天の星が降り注ぐ大きな大きな天井を見上げて、長い時間を過ごしています。遮るもののない空を東京で見ることなどはありませんから、遠くへ来た一番の収穫は平素の生活では手に入れられない海と空を、自分のもののようにできることかもしれません。
深い群青の空におとめ座のスピカを探しました。輝く星は一等星があり、二等星があり、細かなチリのように薄い色でなびく帯は天の川ですね。今目に見える星の輝きは何万年も前に輝いた光が、ようやく時の旅の果てにこちらの目に届いたもののようです。
私は時おり父母講座で、「第一志望はご家庭の夢です。どんなに高い希望でも構いません。合格が現実となるように、お父さん、お母さんが子育てのレベルを上げて頑張ればいいんです。ですから今のお子さんの実力を考えた時、たとえ火星に行くより遠くても、私は全力で応援します」と言っております。冗談のようですが本気です。だって毎年、木星に行くより遠いと思えた学校に受かる子がいますから。
合格者数の少なさを考えてみれば、超難関校への合格は、受かる方が奇跡、と言えるほどの学校も多くあります。でも、ファミリーが一致団結して、一等星を勝ち取る夢に向かって家庭生活を整えた時、実力一本で合格できていることも事実です。とにかく、頑張る以外に方法がないです。毎日の子育てと生活のクオリティを上げて前進することです。
私は最近、第一志望校を最低5校は作ること、を勧めています。それは受験当日の運や体調管理や小さなミスや、その他考えることも不可能な凡ミスを含めて、仮に第一志望校が文字通りたったの一校しかなかった場合、不合格だった時のダメージが大きすぎるからです。
一等星にも二等星にも天の川にも、その先に続く夢があります。わが子の可能性を多面的に考えた時、A校にわが子が進学出来たらこういう将来が見通せる。B校に進学出来たら別のこういった可能性が見える。そしてC校、D校、E校というように、どの学校であれ、わが子の明るい将来を展望できる学校を用意して、第一志望校として並列に考える、これはそれぞれの学校に合格できた際に、そのつど感謝ができることにつながります。今見た星の輝きの大きさが、学校の持つ魅力のすべてではありません。入学してはじめて気づく素晴らしさが山ほどあるはずです。でもその輝きは、感謝のある目にだけ映像を結ぶと私は思います。