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理事長通信

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先週の日曜日は父の日でした。2022年6月22日

 先週の日曜日は父の日でした。以前にもこの通信で書いたことがありましたが、私には父の日の、痛恨の失敗事件がありました。そのことを思い出すたびに、私は父に申し訳なく、せつない思いに駆られてきました。
 それはですね、父の日の設定に依るのですよ。父の日って6月の第3日曜日ですね。母の日は5月の第2日曜日です。小中学生にとってこの違いは大きいと思います。暦によっては最大で父の日が6月の20日になることもあるからです。おこづかい日って、25日の子どもが多くないですか? 母の日はなんとか持ち合わせが残っていても、父の日にはもうすでに枯渇している、という時がなかった記憶ってありません? つまりその年、私が中2だったと思うのですが、まさにそういったタイミングでその年の父の日を迎えたのです。今思えば別に父は、息子からの品物としてのプレゼントなど何も望んでいなかったことはわかるのですが、一応家族のイベントを大事にするわが家では、何か形のあるものを添えて感謝を伝えておりました。ところがその年だけは、要するに私の無計画な散財によって父への気の利いたプレゼントが用意できない事態に陥っていたのです。それに際し私がとった作戦が、今年は忙しさに紛れて忘れてしまったことにする、ということだったのですね。もう本当に浅はか。
 私は帰宅した父にかける言葉もなく、横を通り過ぎて自室へ向かった父の横顔を今でも覚えています。いつも通りの穏やかな父の姿でした。その日の記憶は他になかったので、何もなく夕食を終えてその日は暮れたのだと思います。
 後日母から、「お父さまにお声をおかけしたの?」と聞かれた私は苦笑いで答えました。「お父さま、寂しそうだったわよ」と追い打ちをかけられたのですが、なにしろ中2の男子ですからね、リカバーする知恵も働かなければ、改めて父に感謝を伝えることもなく過ぎてしまいました。まさかその不明が一生の後悔として繰り返し去来して、私を苦しめることになるとは思いませんでしたね。私は父が大好きな息子だったので、その思いは募ります。

 さて、先週の土曜日に、年長クラスは6月模試だったので父母講座で、年少と年中クラスではミニ父母講座を開き、何度か会員ご父母にお伝えしました。
 明日はなんの日か覚えていますね? 父の日のイベントは大事ですよ。感謝をママとわが子からお伝えしましょうね。プレゼントなど特に要りません。男は自分の欲しいものは自分で手に入れられます。それよりも、心のこもった手書きのカードがあればいいんですよ。そしてね、心を込めて書いてください。
 「あなたに渡したこのカードは決してタダで受け取れるものではないのだ。あなたが妻とわが子のために心を砕いて尽くしてくれる、その日頃のお礼をこめているのだ。だからその義務を果たさない男はこのカードを受け取る資格はないのだぞ。そこをしっかりと心得てくださいまし。いつもありがとう」ということです。呪怨のカードではございませんが、念を込めましょう。
 私はと言いますと、父の日は家族でランチをして、今年最初の夏を感じる蒸し暑い昼下がりを過ごし、通勤に使う車の手入れをしながらふと思い至ることがありました。母はあの時、父が寂しそうだと申しておりましたが、いやそんなことはなかったな、という確信が天から降りてきたのです。父はいつも妻やわが子の感謝を実感して過ごしていたはずだと思います。確かに、私は言葉をかけ忘れて通り過ぎた父の日でしたが、父には揺るぎない思いがあったと、ようやくこの年になって私にも理解できました。
 あれ、今年はもしかして忘れられちゃったかな?と思っていた夜8時過ぎに、私の元にもカードとお花が家族により手渡されました。ありがとう。

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