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今年の私立小学校の願書記入で、ペーパー力の高い男子をもつご父母を迷い悩ませたのは、某小学校の願書の出題ではないでしょうか? 2021年11月10日

 今年の私立小学校の願書記入で、ペーパー力の高い男子をもつご父母を迷い悩ませたのは、某小学校の願書の出題ではないでしょうか? 
 志願理由や福澤諭吉の著書の感想文ではございません。ある私立キリスト教系の男子校でペーパー最難関の小学校ですので、あの小学校での出題です。

令和4年度生 入学試験 作文用紙 400字原稿用紙 保護者名記入欄
「登下校中の児童が騒いでいます。その児童の保護者は近くにいますが注意しません。この様子を見て、どのように思いその場でどう対応されますか? なぜそうするのか、その理由もお書きください」

 さて、この出題の意図をどう読み解くか? 私は5分熟考いたしました。普通に考えれば極当たり前の事柄に過ぎません。当意即妙に回答するというわけにはいきませんでしたが、ほんの5分ほど考え込む必要がありました。
 なぜなら、それをわざわざ学校が父母に問いただすには学校の本意があるはずです。この意図を解読するのは、学校の内部事情を知る者でないと難しいな、と思いましたよ。

 つまり、誰にとっても無難な、社会的正解と思しき回答があります。ところがその社会的「正義」といったものと、学校が求めている回答が、時として相容れないことがあるのですね。この願書で問われていることがまさにその点なのですが、ここから少々脱線します。

 私が最近、特にここ数年ですが、子育てにおいて危機を痛感していることがあります。それは「わが子の主体性を大事にする」といった内容の子育てです。トレンドと呼べると思いますが、ここ数年、幼児虐待やネグレクトなどの痛ましい報道が毎日のように繰り返されていますが、その反動なのか、「叱らない子育て」や「のびのび子育て」や「親も子も自由に」や「子どもの自主性を伸ばす子育て」やその他なんやかやの甘言主義的なフレーズが社会の幅を利かせているようです。
 一聴して、なんだかよさそうだなーと感じさせるものには大きな罠があることを、私は過去の経験から熟知しておりますので、なんだかよさそうだなーと感じさせるものは、極めて高度に警戒するように習慣づけております。

 とにかくですね、親が未就学児童に身につけさせることで一番必要なことは、学校生活を快適に過ごせるように社会的トレーニングを積ませることです。幼児の英語教育の重要度なんて、日本で育つ母国語を日本語とする家庭にとっては二の次三の次四の次のことです(母国語以上に英語が身につくことは絶対にありません。あったとしたらその子の中身は外国人になっています。まずは日本語です。日本語すらあんまりしゃべらない男の子に英語での会話を求めてどーするんですか。ますます母国語の獲得が遅れますよ。すべての言語は音楽と一緒と考えればいいんです。日に20分も英語の歌のCDを聴いて一緒に歌っていればじゅうぶん)。つまり、日々の生活の中で何を学ぶことが重要なのか、しつけです!
 わが子の言動にけじめとメリハリをつけさせることですね。別に厳格なしつけを親子に強要するわけではありません。当たり前の範囲で十分なのですが、その当たり前のレベルが近年あまりに低すぎることは大いに問題だと思います。
つづく

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