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理事長通信

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東京パラリンピック2020が佳境に入っています。2021年9月1日

 東京パラリンピック2020が佳境に入っています。開催の是非について多くの意見がありましたが、私は競技と向き合い、自らの人生を最大限に生き抜くパラリンピアンに、多くのことを教えてもらっています。

 障がいの重さは、水泳では一例としてS10からS1まで順に重くなっていくというクラス分けがあります。クラスによっては、「オイオイオイ、神さま、どういう思し召しですか?」とか「いったい何がどうなっちゃったんだ?」と声が出そうになるほどのハンディキャップを負ったパラアスリートが出場しています。
 あるクラスのバタフライ決勝のレースでは、ほとんどの選手が両腕を持たない、という状態です。神さまによって羽をもがれた蝶はどうやって羽ばたくのか? 息を呑んで見守ると、両肩を猛然と回転させ、足のキックで力強く泳ぐ選手たちは、私の取り越し苦労を越えてはるか遠くの高みへと羽ばたいて行きました。
 ふだん周りで、それほど重篤な障がいを持つ人に接しないため、目を疑う場面もありますが、実況する解説者の障がいへの説明もわかりやすく、それは人生において、だれにでも起こり得ることだということも理解できました。
 パラアスリートは神さまの采配によって、身体機能のある部分にストッパーがかけられたという条件下で、大きく自らの人生を歩んでいます。
 彼らに共通しているのは、障がいなどものともしない精神力の強さです。本当に教えられることがたくさんあります。私は、彼らは「誇り高き人生への挑戦者」なのだと思います。

 ここからなにか教訓的なことを引き出そうとすると、なにやら恣意的で、せっかくのパラリンピアンのひたむきな精神を汚すことになりそうなので控えます。
 一つだけ言えるとしたら、誰もが心にストッパーをかけている、ということです。
 パラリンピアンも競技の本番で、プレッシャーがかかり、練習の成果を100%発揮できなかった、ということがあるかもしれません。しかし彼らは日常生活の中でさえ多くの困難を抱えながら、逃げることなく自分の暮らしを成り立たせています。その上で競技を楽しむアスリートでもあります。
身体の機能に特にストッパーがない人も(健常者とか呼びますが)自分の可能性にストッパーをかけて挑戦を放棄している人は少なくないと思います。
かく言う私もいろいろと理由をつけては挑戦することを避けてきたことは多くあります。私は今回、そこに恥じ入りました。
 可能性が限られているからこそ、目の前にある可能性を発見したら飛びついて自分を試してみる。そして手ごたえを感じたら研鑽を積む。その先が見えないのは誰しも同じ。未来に光を灯して明るい方向へ全力で進む。障がいを持つ人も持たない人もまったく同じ。
まず心にかかるプレッシャーを跳ね退けること。「自分にはできない」「ムリだ」「やったことない」「時間がない」「目標が高すぎる」「費用が掛かる」「自信がない」「今からでは間に合わない」等々といったすべてのネガティブな感情は、そもそも勝手に自分に背負いこませた「思い込み」だと気づくことですね。心の強さがその人の歩む人生を決定する、ということですね。

 東京でパラリンピックが開催されたことで、今までまったく目にしたことのなかった障がいを持つアスリートたちが活躍する多くの場面に接しました。私はこの機会に感謝します。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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