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風邪も恋もこじらせると厄介。初期対応が大事、ということは世の中に多いものです。イジメも同じ。2021年3月31日

 風邪も恋もこじらせると厄介。初期対応が大事、ということは世の中に多いものです。イジメも同じ。
 イジメというものは、イジメる側とイジメられる側との構図になります。イジメるやつというのは常にイジメる側かというと全然そんなことはなくて、構成するグループが変わるとあっさりイジメられる側に回るということがままあります。
 近年、人道主義と銘打って人権を逆手に取る輩が増えて本当に迷惑しています。イジメるやつにも酌量すべき事情があって、だれかをイジメる前にはイジメられていたのだ、などと擁護するお人よしもいるのですが、そんなことはありません(そんなこともあるかもしれませんが)。イジメるやつはイジメることができそうな人を見つけてイジメているだけです。なぜそうするのか? イジメた子の辛い顔やいじけた顔を見るのがおもしろくて楽しいからです。
 なお、「イジメは悪い!」というスローガンはだれもが先刻承知のことであるにもかかわらず、まったく社会からなくなる気配がないのは、イジメることがおもしろくってしょうがないからです。
 車を運転する際に、あおり運転の暴行を記録し防ぐためにドライブレコーダーの着用が進んでいますが、一向にあおり運転がなくならないのは、あおるのがおもしろくってしょうがないからです。そういう動機がある以上、イジメもあおりもなくならないでしょう。
 窮地に追い込まれたときに誰かが守ってくれるでしょうか? いいえ、警察だって、被害が確定するまでは動いてなどくれませんし守ってもくれません。ならば自衛するのみですね。

 さてイジメです。イジメは露見しません。なぜならイジメている側が公にならないように陰で実行するからです。これは子ども社会に限った話ではありません。職場でも同じです。露見する時は必ず、イジメられている側からなにかしらアクションがあった時のみです。
 イジメられる子を持つ親御さんの多くは、それが学校で発生したのなら、いじめっ子に対してと同様に、いじめを防止しなかった学校と先生に怒りを向けます。イジメの再発を防ぐために、先生や学校に対応を求めます。しかしですね、それはまったく徒労だと思いますし、問題の本質的な解決にはならないのですよ。
 つまり、守ってもらおうという思考や態度こそがイジメの対象になり得るからです。「弱っちいやつなんかイジメられて当然」ぐらいの意識でかかってくるのがイジメっ子だからです。
 「先生に言いつけやがって。全員で無視しよう」ぐらいの感覚でしょうね。何しろ後手に回ると厄介。ですから事が起きる前に、クラス担任の先生が毅然として、「弱い者いじめをする子は卑怯だ。この学校でイジメが起きることは許さない」という宣言は必要です。
 そしてイジメとは別のことですが、クラス運営の基本として、子ども社会で日常的に起きる軋轢に注目している、ということを伝えておく必要があります。
 たとえば、「生徒同士で意見がぶつかり合うことがあるならば、双方が納得するまで話す機会を設ける。何度でも。一方的な力関係で片方が不利になる時以外は、先生は介入しない。人間同士がお互いの主張をぶつけ合うのは自然なことだ。今は人間関係の作り方を学ぶ時期だ。だから大いにやってもいい。その代わり暴力で決着をつけることは許さない。話し合いの後、人間関係で一方の立場が追い込まれて孤立するようなことがあってもいけない」といったところまで踏み込んで言ってくれるといいですね。それぐらい勇気のある先生ならば頼もしいですけれどね。たぶん、正規の授業や準備、その他学校行事や会議や研修やなんやかやで、そこまで時間を割いて寄り添ってくれる先生はなかなかいないでしょうね。だいたいトラブルの経験を経てきた人物って、あまり学校の先生にはいないですから。つづく

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