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理事長通信

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前回よりつづき 慶応会で体験レッスンを受けていただく時に、私はご父母の面談を理事長室でさせていただくわけですが、2021年3月10日

前回よりつづき
 慶応会で体験レッスンを受けていただく時に、私はご父母の面談を理事長室でさせていただくわけですが、レッスンを終えたわが子は部屋にやって来きます。まだ父母面談中ですから、こちらは真剣に、ご父母の子育てと進学の相談に乗っている最中です。その間、子どもは座って待つのですが、待てずに立ち歩く子がいます。じっとしていられない子は、男の子ばかりか女の子も増えています。
 そもそも最低限のしつけに留意して育てているならば、改まった場で勝手に立ち歩く子には育っていないはずなんです。よそ様の家を訪問した時に一人で勝手に立ち歩いちゃダメでしょ? 年長児ならばマナーとして問題外なわけです。なぜなら、年中児でもわきまえる子はわきまえているからです。つまり、オフィシャルな訪問をする時点で、それまでに親がわが子に適切な言葉がけをしてきているか、しつけについてですね、そこを親が大事に考えているかどうかが一発で分かってしまうのです。
 幼児のことですから、まだまだ幼い子に完璧な態度など、私は求めていません。「座って静かにお待ちなさい」と母がわが子に言えればOKです。ということです。
 立ち歩くわが子にまったく無頓着という親御さんもいらっしゃるので、そういう方には私はご注意申し上げます。慶応会を訪れて、これから入会したいと希望されたからにはもうお客さんではありません。お母さまも私の教え子として私は接しますから。
 「はい、ママ。お子さんに声をかけてください。『今、ママはあなたのことで先生と大事なお話をしているから、そこに座って、持って来た絵本を読んで待っていなさい』と」
 慶応会理事長の指導には愛があるなぁ。気を悪くする方もいらっしゃるので、すごく気を使いますよ。そんなメンドクサイこと、わざわざ言ってくれる先生はいませんよ。

 ところがですね。私の指導をリピートして言えるお母さまが半分もいらっしゃいません。たいていのママは、「ごめんね。もうすぐ終わるからね、待っててもらってもいい?」といった調子ですね。
 あのね、わが子に何を気兼ねしてるんですか。その子育て、だいじょうぶですか? 受験どころの話じゃないです。わが子を外に連れ出して、オフィシャルな場を訪問して、しつけがままならぬ状況であったことが露呈し、わざわざ親切に先生からわが子への声がけを教えていただいているのにもかかわらず、その教えも実行できず、恥ずかしーい子育てを開帳してしまったのでは、取りなす術もございません。
 これが2才や新年少の体験レッスンならば、小学校受験まで時間が少しあります。私がしっかりと指導させていただくことで、親として子育ての心がけを学んでいただくこともできるでしょう。
 でもね、年長児の保護者相手に、ここから私がママやパパの手を取り足を取り指導しなければならないのは、残り時間を鑑みても改善の余地があまりに少ない。「下のお子さんの時に、もっと早い時期に体験レッスンにいらしてください」ぐらいしか言いようがありません。

 私は体験レッスンで、子どもが今、できるかできないか、という観点で入会の合否を決めていません(第一、子どもの合否を決めるのはレッスンを担当した講師です。年中児までならば、よっぽど生活経験が少ないお子さん以外は受け入れています)。
 私はお母さま、お父さまがどういう子育てをしているのか? また積極的にアドバイスする私の提言をお聞きいただける人なのか、そこを見て判断させていただいております。親も子も素直な人は伸びます。プライドが高い人や、問題点があっても指摘されるのが嫌な人は、お客様扱いをしてくれるよその教室の方がストレスが少ないと思います。志望校に合格できるかどうかは別として。だって、私立の小学校はどちらも、マナーの良いご家庭がお好きですからね。

 私は、会員さんとしてお預かりしたからには、必ず合格していただく覚悟でご指導いたします。その事実は合格率の実績で示しております。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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