お電話でのお問い合わせ TEL 03-3363-7951

理事長通信

トップページ > 理事長通信

「私は保育士で、パートナーはトラック運転手です。2021年3月3日

 「私は保育士で、パートナーはトラック運転手です。結婚したら家事は分担しようと話していましたが、実際には私の負担が多いのですが、どうしたら解決できるでしょうか?」という仮定の相談に対し、どのように答えればよいでしょう? 
 これはある高校で実際に課題として出題され、討議されたと聞きました。私はこの、高校での出題という前提を聞かずにこの答えを問われたのですが、私の回答は次の通りです。
 「ひとつとして同じではない家庭の状況を考慮せず、一般論で解決策をはめ込むのは現実的ではありません。夫婦での話し合いが重要であることはもちろんです。しかしその時も夫の性格、妻の性格にも依るし、言い方や受け取り方や説得の方法はそれぞれだし、歩み寄るために女性が男の自尊心をくすぐるような文句と態度でうまく転がせば、大抵はうまく事が運ぶというのは経験でわかるけれど。そもそも保育士が夫かもしれないし、トラック運転手が妻かもしれないし、ケースバイケースで解決策を考えないと」というところで質問者から拍手が起きました。そうなんです。この設問というのは、ジェンダーをどう考えているか、を問うトラップの質問でした。つまり、最初から保育士は女性の仕事、トラック運転手は男の仕事、と決めつけて考えていないか? そこを問われていたのですね。別に私は、引っかからなかったぜ、だって俺、ジェンダーには理解があるので、というドヤ話ではありません。

 私案ですが、拙著7作目の仮題は「早・慶・筑波小学校に合格する男の子の育て方」です。乳幼児期の子育てを垣間見るにつけ、はなはだ私が憤っていることは、直近10年を見ても、とにかく男の子の育て方が甘すぎることです。
 幼児期において、そんなに親が手をかけて息子を育てた日にゃ、先々男として自立できないぞ、と声を大にして言いたい場面に日々遭遇しています。しかもこれ、母親が息子に対して甘々な接し方をしているばかりでなく、父親も大差なく息子に甘い場面が増えています。

 たとえば、慶応会で体験レッスンを受けていただく時に、私はご父母の面談をさせていただくわけですが、その折、ご父母から教育相談や質問をお受けするとともに、子育てのようすを拝見するわけです。どういう言葉がけをわが子にしているかの観察ですね。私が父母と話をしている最中に、じっと座って待てずにひまを持て余して立ち歩く幼児もいます。1歳児2歳児ならば、まあそういうものです。まぁ男の子ならば、よっぽどきちんとしたお家での生活ベースがなければ、ふつうに立ち歩く子は多いです。でもね、短時間でもじっと座っていられずに、立ち歩くばかりか、展示物に興味を示して手を伸ばす女の子も、10年前に比べたらずっと増えています。そして、それを注意する親御さんも激減しています。
 「よそ様のお家の物を勝手に触ってはいけませんよ」という台詞が、お母さまの口から出る機会が減っています。それが男の子だった日にゃ、ミーティングルームに展示してある、会員さんが作った紙ねんどの恐竜で闘いごっこを始める子もいますからね。
 まぁいいですよ。楽しいですもんね。幼児は幼くてもしょうがないです。文字通り幼な児なんだから。でもね、それを母親が制止しないとダメですね。そうやって遊ぶわが子を、目を細めて眺める両親がいますからねぇ。それ、親が幼いです。せっかく慶応会の体験レッスンにいらしているのだから、間髪入れずに私はお教えしますけれどね。つづく

ページトップへ

信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

| HOME | お問い合わせ |

Copyright 2012, Keiokai Studies In Education All Rights Reserved.