9月30日に、ようやく終わった!と思った願書ですが、今年はコロナの影響で、何と桐朋、成蹊、暁星といった学校の願書受付が10月にずれ込んだため、私は10月初めの第2週土曜まで、しっかりと残りの「母の願い」を学校に送り届けましたよ。2020年10月21日
9月30日に、ようやく終わった!と思った願書ですが、今年はコロナの影響で、何と桐朋、成蹊、暁星といった学校の願書受付が10月にずれ込んだため、私は10月初めの第2週土曜まで、しっかりと残りの「母の願い」を学校に送り届けましたよ。
わが子が文句なしの高得点で入試を突破してくれれば問題はないのですが、少なくとも合否のボーダーラインまで点数を取ってくれれば、そこで合否を分けるのが願書での選考です。学校が求めている家庭像がそこに描かれているなら、試験官は「この家庭に入学してもらいたい」と思います。絶対にそう思います。なぜ断言できるのか? 私が30年前に私立の小学校・幼稚園で入試委員を務めていたからです。
わが子がボーダーライン上にいてくれれば、多数ある願書の中では、慶応会会員の願書は最上位です。なんたって作家が書いていますので。もちろん「エピソード」や「子育て観」は親御さんが書いたものを練り直していますから、内容はすべて家庭のオリジナルです。
以前会員さんから、「○○くんのお母さまが『ケンジ先生の願書がなかったら、うちは絶対に幼稚舎に受かっていなかった』と今でもおっしゃっていますよ」とお聞きして、その日はお祝いに、一人でパフェ食べに行っちゃいましたよ、千疋屋に。
※慶応会のOB・OGのママたちは、それぞれの進学先が決まった後に有志が集い、同窓会を開いているようです。各年度ごとのOB会があり、定期的に子どもたちも一緒に集まるようです。私も何度か招待していただきました。卒業しても、やっぱり慶応会は居心地がいいですね。
さて、私の舞台裏での応援は願書まで。ここから先は、今まで以上に会員お母さまの情緒を安定させることが応援の仕上げです。
まだ覚悟が決められずに心がフラフラしているママには「喝!」。
緊張しすぎてガチガチのママにはリラックスしていただきます。
泣きそうなママには、私のポケットには白麻のハンカチを差し出します(あるママが「私は特殊メイクですから、洗っても汚れが落ちず、お返しできませんので」とハンカチを固辞されたことがあります。ほんとかな?)。そんな時にはキッチンペーパーをお渡ししましょう。
停滞沈黙しているママには、寄席仕込みの、毎度ばかばかしいお笑いをお届けします。
そして子どもには、その子の心に本当に沁みるように、心に魂を入れます。これはその子一人ひとりでかける言葉も違えば、タイミングも違います。試験に臨むまでに、この子の残ったテーマはこれだな、というのは私は把握していますので、本人にとって最善の状況で、その子一人を呼んで声がけをします。
さあ、本番の晴れ舞台初日まであと10日。慶応会は、理事長、室長、先生、事務スタッフ全員で、最大限にみなさんの応援をしますよ!