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理事長通信

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先日、自粛解除が解けたら一番先に出かけたいと思っていた、大型書店に駆けつけました。2020年6月24日

 先日、自粛解除が解けたら一番先に出かけたいと思っていた、大型書店に駆けつけました。ゆっくりと、いろいろと、手に取って選んでみたいとリストアップしていた本を順繰りに見て回っていました。書店の楽しみって、だれにも邪魔されることのない貴重な時間を過ごせることですよね。至福の時でした。
 ところがその心穏やかな静寂を破る、とても大きな声が広い店内にこだましています。
 「ママァ、ママァ!!!!」とか「もうっ!」とか叫ぶ声です。なるほど、ママとはぐれたのですね。私はすごく小さな子、3歳ぐらいの子を想像しました。自分で対処できないのだな、と理解しましたが、それにしてもうるさいな。私は幼い子がどうしてよいかわからずに混乱していることに同情しつつ、血中アドレナリン値がどんどん上がっていくのを感じました。とにかくやかましい。そしてその時、目の端に声の主が入り、心臓の鼓動が聞こえて来そうになりました。
 見ると、そこにいたのは男の子二人です。兄弟です。たぶん小学2年生と年長児です。一人取り残された3歳児ではないのです。男二人です。ふたりそれぞれ買い物かごにコミックスのようなものを満載させ、だらだらと歩き、そして止まり、大声を上げています。
 私は、声を聞きつけてどんな母親が出てくるだろうかと想像しました。母親は二人の息子が公共の場でママを求めて叫びを上げている様に恥じ入るだろうか? いやいや、こんな低クオリティな子育てをしている母親はまったくもって厚顔で、そんな息子をとがめたり諭したりするような振る舞いはできまい。
 親が子どもと一緒の状況ならば、こんなとき私は親に声をかけます。直截に伝えます。
「私は落ち着いて本を選びたいので、お子さんが大きな声を出さないように注意してください。やかましいです」と。
 そちらのファミリーの子育てが健全になされるように、などとおためごかしは言いません。まあ、さほどの用もなく、その場を離れればすむ時ならば、他所の他人の子育てがどうであろうと知ったこっちゃありませんが(でも日本の未来は確実に危機です)。
 ただしこれが会員さんならこんこんと言って聞かせます。私には会員さんはお預かりした義務があるからです。義務とは誠実に向き合い、私は役割を果たさなければなりませんから。
 通りすがりの他人に関わるようなエネルギーは、すべて会員さんのために使おうと思っています。ですがね、目の前で男の子が二人して、自分でなんら事態を改善しようともせず(親が対処法を教えていないから)、ただ「ママァ!」とでかい声で10分も叫ぶこの知恵のない兄弟も、やがて成人して、日本を支える役目を背負う年代になるわけですよ。20年後には。この子たちの未来がかかっていますし、我われの将来も危機に瀕しています。黙って見過ごせません。コロナよりこっちの方が、よっぽど東京アラートだよ! ですから私は心をこめて二人に言いました。
 「やかましい! 『ママママ』なんてでっかい声を出してないで、自分でママを探しなさい! 男だったら、ママに助けてもらおうなんて甘えてるんじゃない!」と。
 お母さんかお父さんが戻ってきたら話してやろうと思ってしばらくその場で待っていたのですが、「大切なお客さまのお子さまがお迷い子になっていらっしゃる」のを見かねたのか、周囲の店員さんが集まって来たので、私は会計を済ませて帰りました(下の子はまだ幼稚園児ですから、お母さんにはさっそく売り場で私の著書を買って読んでいただき、「子育て」を学び直して改善すれば、育て直しは間に合うかもしれません)。
 場もわきまえず、人の迷惑にも気づかずに大声を出して、ママに助けてもらおうなんて甘ったれたまま小学生になった男の子は、怖いおじさんに一喝された今日の経験を、今後活かしてほしいと願います。「今日はすっげー怖い目に遭った。ママに頼りきって甘えてたらとんでもないことになる。だから自分で考えて、ちゃんと行動できるようにする」と。
 私は別に教育者などではありません。昭和の頃ならどこの街角にもいて、見かねた子どもの様子を叱る、「怖いおじさん」です。子どもの将来に夢を託しているからです。本当の愛情を知っている者です。なんか文句あるか!

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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