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理事長通信

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「わが子が時間の約束を守れず、ぐだぐだとおもちゃあそびを続けています」。2019年9月18日

「わが子が時間の約束を守れず、ぐだぐだとおもちゃあそびを続けています」。
「片づけを夕食前に必ずする約束が守れていません」。
「最近少し疲れ気味なことを考慮して睡眠時間を多くとらせていたら、目覚ましをかけて自分で起きる習慣がなくなりました」。
「手早くお皿を下げて洗うのはえらいな、と思っていたら、嫌いな食材を重ねた皿の間に隠して食べていませんでした、あれほど約束したのに……とほほ」。
 そんなことって山ほどありますね。日常に。そのつどお母さまは手を止めてわが子と目を合わせ、静かに落ち着いた声で、こんこんと、なぜそれがだめなのか、どうして約束を守らなくちゃいけないのか、お母さまは、とっても忙しい最中にも、言葉が荒くならないように、もちろん怒鳴らないように、わが子に恐怖を与えないように、わが子の心が荒れることのないように、もうまったく理想の母として、賢母はわが子に声をかけ続けます。……って、そんなこと、できるわけがないじゃない! わかりますよお母さま、いっくら可愛いわが子だって、可愛いわが子だからこそブチ切れて、声がかすれるほど怒鳴っちゃうって。それ当然ですよ。あれだけ言って聞かせたというのに、「おまえは三歩歩いたら忘れるニワトリかっ!」

 確かにわが子への伝え方が冷静で、理性的で、口調も優しく、お母さまが笑顔で言葉少なに伝えればちゃんと聞き届く、という子どももいます。それはその子が持っている資質に依るところが大きいんです。日本人の多くの子どもって、遺伝的に、DNA的に、勤勉で学ぶ意欲が強い子が多いと私は考えているのですが、同時に、しつけや良い習慣を身につけるためのトレーニングは、母親に依存的である子どもが多いと感じています。
 子どもには、絶対に言わなきゃわからないです。ダメなものはダメ、と。自主性なんか認めている場合じゃないです。少なくとも中学生ぐらいまでは。
 わが子の母親も、立派に社会の責務を果たすように成長した母親であればあるほど、その母親から、つまり子からすると祖母ですね、いろいろと事細かに注意を受けて、時には大声で叱られたり、廊下に立たされたり、罰として厄介な掃除を命じられたり、いろいろなことを教えられてきたに決まってるんです。
 最近「親にも教師にも叱られたことがないのに、初めて他人に叱られてものすごくショックを受けている」といったことを真顔で訴える成人が増えていて、私は頭を抱えています。その子自身がまともな大人に成長できるか、引きこもりとなって親が育て方の失敗のツケを年金で払い続けることになるのか。それはその子の心の強さにかかっています。
 「わが子に、しつけや善悪の判断を身につけさせる前に社会に放り出すのは親の犯罪行為です」というぐらいの自覚と責任をもって子育てをするのが当たり前だったんですよ、3丁目の夕日の頃までは。私なんか、親にも先生にも友だちにも叱られっぱなしで、それでも人間力ではいまだに苦労していますから。

 時代がいくら変化しても変わらないものはあります。真実に根差したものは変わりません。「わが子の言動が、大人に可愛がられるような子であれば、その子は自らの手で幸せをつかめる人生を歩める」と、私は強く信じています。でも可愛がられる様子が、恣意的だったりわざとらしかったり、じゃダメですよ、もちろん。
 いくら本人の能力が高くったって、人間力を伴わないと、上の立場の人が引っ張り上げてくれませんよ。上の人に認められないと、力を発揮できる場所やポストが与えられません。それが社会です。そこがうまくできない、「高学歴の冷や飯食らい」ってよくいるでしょ。
 わが子がそうなっちゃ、辛いでしょ? だから「あいさつ」ですよ。「しつけ」もね。「お手伝い」もですよ。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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