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理事長通信

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もしかしたら自分にとって弱点となっていることは、敢えて自分に制限をかけているのではないだろうか? 2019年6月19日

 もしかしたら自分にとって弱点となっていることは、敢えて自分に制限をかけているのではないだろうか? 無茶な行動を自らに起こさせないために、足かせとなって。そんなことに思い至りました。
 私は子どもの時分から乗り物に弱く、条件によってはすぐに乗り物酔いを起こしてしまいます。三半規管が敏感なのでは? 平衡感覚を司る器官が変化への対応に弱いのでは? などいろいろ原因追及をしてみましたが、結局のところ、人よりは乗り物に酔いやすい、というところは変わりません。
 これが私の行動をどれほど狭めたか、私は大いに恨むところであります。まあ学生の頃、友人とあそびに出かけた時に、いわゆる絶叫コースターの類は乗れないとか、その程度のことは気にもなりませんが、出かけることそのものが億劫であることは、ものすごく行動を制限しています。たとえば私は以前より小笠原の海に行きたいと願うのですが、船でしか行かれないとなると絶望です。飛行機だって得意ではないですし、揺れれば怖いと感じることも多いです。でもあれは不思議なもので、飛行機の通常の揺れなど、バスの揺れに比べたら微々たるものなのに、それが飛行機となるとなんであんなに怖いのか、と思いますよね? 思わないですか? うらやましい。私はあまりひとをうらやむという気持ちが湧かない質なのですが、乗り物が全然平気という人は心底うらやましいです。
 私は小学生の頃、レーシングカーのドライバーになることを夢見ておりました。ところが休日に家族で見に出かけた「グランプリ」というF1レーサーを主人公にした映画を見て大酔っ払いしてしまい、そのことを母から繰り返し揶揄されたことを生涯恨みに思っております。
 あのね、わが子がどんな途方もない夢を抱いていたとしても、わが子の弱点をあげつらって「そんな夢がかなうわけがない」とか「きみにはとても無理だ」なんてからかっては、絶対にダメですよ。親がわが子のヤル気をそいでどうするんですか! わが子にとってヤル気を起こすこと自体が稀有な機会なのに、その芽を摘んでしまったら、あなたはどんなわが子に育ってほしいと望むのですか? 
 確か関西の高級デパートが電車内の広告で、収入の高さで仕事を選ぶより、好きなことを仕事にした方が人生は充実するよ、と人生の真実を突くような良い事を言ったつもりで、表現が稚拙だったせいで誤解を与え、炎上したことが最近ありましたね。でもね、やっぱり好きなことで飯が食えたら、そりゃあ幸せですよ。好きなことで仕事をする幸せにはかないません。人は自分の好きなことしか長く続けられませんから。

 話が逸れました。私は自分の信じる道をとことん突き進むところがありますので、私に乗り物酔いの恐怖がなかったら、それこそ世界中の秘境をさまよい続け、今頃どこか辺境の地で、奥地の名もなき部族の中で家庭を成していたかもしれません。
 それはそれで楽しい人生だと思いますが、移動の手段に迷いがないならば、一か所に定住することもなく、冒険に冒険を重ねる人生だったかもしれません。
 私はもし生まれた時代を選べるならば、20世紀初頭までに生まれて、それは少なくともギザのピラミッドが発見されるまでの時代を指しているのですが、さらに望めるならば、16世紀に生まれ、ガレオン船の船長になって大航海をしてみたかったと、切に切に願う者なのです。いや、海賊になりたかった、とは言っておりませんので誤解のないようにお願いします。
 乗り物酔いが怖いせいで現在の仕事に就き、今や会員さんとご家族に「合格」という幸せをお届けするお手伝いができるようになりました。自らの弱点は、もしかしたら自分を本来追求すべき道の高みへと連れて行ってくれる方便かもしれませんよ。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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