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小学校高学年から中学時代に、人生で初めて「序列社会」という不条理と出会います。2019年6月12日

 小学校高学年から中学時代に、人生で初めて「序列社会」という不条理と出会います。自我が幼いそれまでは、ふつうは子ども社会の中で、だれとも対等な関係です。「あの子はかけっこが速いぞ」とか「毎日まじめに宿題やってきてエライじゃん」とか「学芸会の時、主役だな」とか、なんとなく一目置かれる存在という子は出てきますが。
 一部の私立小学校では「あいつ、お祖父ちゃんが総理大臣だからなぁ」と、本人の実力以外の部分で、アンタッチャブルな忖度が働くことは往々にしてあるようです。他にも、受験して中学から入ってきたやつより付属小からのやつのほうが、なんとなくエライ、とかね。というより偉ぶる子がいるせいかもしれませんが。人はいつの頃から自分と他人を比較して、より優位に立ちたがるものでしょうか?
 またこの時期から、人間関係の軋轢で悩みを抱えることが増えてきます。
 だから人生の真実を言いますよ。「みんなと仲良くしなけりゃならない、なんてことはないんだよ。世界中が敵に思えるような時だって、きみのことをわかってくれる人が一人でもいたら、強い力できみの心は守られているんだよ」

 大人も子どもも、他人にマウントをかけたがる人物がおります。不快ですよね。たとえば初対面の時、こちらが丁寧にお辞儀をしてあいさつをするまで、絶対に目を合わせてこない人がおりますね。私は基本的にどこででもだれにでも、力の均衡など一切気にせずオープンマインドに、尊敬をもって、常に対等な関係から入って行くのですが。それが社会的に圧倒的に認知度や経歴が上、といった人であっても、すっと相手の懐に入って行くこともあります。逆にほんの若造にしか見えない人でも、その辺りは慎重にすることを心がけています。このあたりは30年以上前に、私が私淑し師と仰ぐ人に身をもって教えていただいたことを、矜持としていつも心に抱いているからですね。ありがたいことです。
 ところがこちらが丁寧にあいさつをすると、マウントをかけてくる人がいます。特に1対1でない時。自分の方が上の立場である、と周りに確認させようという意図が見えます。そういうのってすぐにわかりますから、「ちっちぇーヤツだなぁ」と不快ではありますが、今後のつき合いに適度な距離を保つことが必要、ということもわかりますから、それはそれで参考になるので構いません。
 こちらがオープンマインドで接する時に、初対面でも同じように相手からも返ってくるようならば、これはもう、肝胆相照らすようなつきあいが最初からできる人だとわかることも多いです。

 さて、引きこもりが引き起こした重大犯罪を、「引きこもりが原因のように言うな」とか「犯罪予備軍を生まないために、社会保障やセーフティネットを充実させろ」とか「適切な保護があれば犯罪を起こそうとする心を抱くことはない」などと実に安穏で平和的な考えや主張が、マスコミ主導で流布されています。
 確かに40代50代の人が失業して、再就職に失敗したことが、引きこもりの定義と同義になっているのは違和感があります。しかしいつも私が言うように、何を置いても大事なのは自助努力です。世の中の人、それぞれがそれぞれの事情でみな忙しいのです。生きて行くだけで精一杯です。だれも頼りにならないだの、社会から見捨てられただの、不平不満を抱く間に、まず自らを助けるために自分が動く以外に、生き延びる手立てなどあるわけがありません。そこを間違えると人生は即刻、無味乾燥になります。受動的な人生は本当につまらないです。人生は主体的に、能動的に動くところからしか始まらないと思います。

 付け加えることがあるならば、たった一人で良い、その一人さえいれば良い、という人がいれば人生は豊かになります。それは自分を理解してくれる人です。何の助けも要らない、慰めも要らない、言葉すら要らない。その人の存在があるだけで、それだけを頼りに踏みとどまれるものです。自分を信頼してくれる人、自分のことをわかってくれる人、その存在が生き抜く原動力になるはずです。
 その人が、お父さんであり、お母さんであることが一番望ましいことですよね。私も至らずも、わが子にとってそういう存在でありたいと願っています。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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