「理事長先生ぇー、また子どもを怒り過ぎてしまいましたぁ」(泣)なんてお母さまの心の悲鳴が届いて来ましたよ。2018年9月5日
「理事長先生ぇー、また子どもを怒り過ぎてしまいましたぁ」(泣)なんてお母さまの心の悲鳴が届いて来ましたよ。私の5作目「早慶筑波に合格する、怒ってもいい子育て」はもうすぐ出版です。お待ちくださいね。私が本を通じて、悩めるお母さまの涙をお拭きしますよ。原稿は書き終えましたから。……と言ってもここからデザインと校正が長いのですけれどね。
年長さんは10月の埼玉校・神奈川校から本番開始です。もう、そんな時期なのですね。私だってもう、早々と埼玉校・神奈川校の願書添削はすべて終えましたので。
お母さまのプレッシャーも最高圧になるころです。ママの情緒が不安定だと、そのストレスはすべてわが子に伝わってしまいますからね。受験生を抱えたお家のお父さま、今ががんばり時ですよ。ちゃんと、わが子とその母(妻ですよ妻。あなたの大切な人)の心のケアをよろしくお願いしますよ。
先週に続き、本書より「今、必要なママのために」抜粋し、先行してお届けしますよ。
叱り過ぎちゃった時は……
わが子を叱り過ぎちゃった時は、フォローするしかないですね。
あんなに言う必要はなかったな、なんて反省することって、ときどきありますよね。わかりますよ。怒りの発端はわが子だったけれど、本当の理由は、もやもやと鬱積した気分のせいだった、なんて時もあります。
そんな時、お母さんから「ごめんなさい」を言うことはいいことかも。わが子が、あたりまえのことをしなかったから怒った、なんて真っ当な怒る理由があった時でも、怒り過ぎたな、と反省したら「傷つける言い方をしてごめんなさい」と言う方がいいかも。その方がお母さんは気持ちが軽くなるでしょ? そして「ひどいことを言っちゃったけれど、本心は違うのよ」と前言を撤回して、訂正するしかないですね。
特にわが娘には。息子は怒られたことなど、ケロっと忘れてまた怒られるようなことを繰り返すけれど。娘は、怒られ過ぎたショックを大脳皮質に刻んで、いつまでも忘れない、なんてことがありますからね。
お母さんが(お父さんも同じですが)謝る時、言い訳はしないことです。あの時、お母さんが怒ったメカニズムを解説しようものなら、わが子に母を許させようという恣意が伝わるだけですよ。(思い出したら、また怒っちゃったりして)母を許すという努力をわが子に強いることになってしまいます。それでは謝ったことにならなでしょ?
「許してね」ぐらいはいいでしょうけれど。許してくれるかどうかの判断すらわが子に委ねるぐらい潔く「ごめんなさい」と。それが一番。
言い訳をする代わりに「じゃ、あなたの大好きなパンケーキを焼くね」と贖罪を態度で示す、というのはいいですよ。
ほーら、仲直りするにはリカバリーが大変でしょ。だったらお母さんは怒らない方がラク。仲直りの儀式って、どーしようもなく怒ってしまった時だけの奥の手ですよ。そんなに反省するぐらいなら最初から怒らないで、とわが子に言われるかもしれませんけれどね。