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「怒らない子育て」を標榜する育児書ないし教育書の人気があるようです。2018年3月28日

 「怒らない子育て」を標榜する育児書ないし教育書の人気があるようです。
 はぁ……怒らない子育てねぇ、そんなことできるでしょうかね? 私ははなはだ疑問ですね。慶応会の会員さんとお母さまはみな一生懸命です。真面目で、わが子の教育に心血を注ぐ方ばかりです。いきおい熱くなってきます。
 「這えば立て立てば歩めの親心」と言うが如く、母親というものは、わが子の成長を何よりも楽しみに感じるものです。期待を込めて。だからこそ、勢いつい、怒ってしまうのですね。ここはお父さまの出番です。拙著3作目がお役に立ちます。

 だいたいにおいて、真面目なお母さまはわが子の欠点に目が行きがちですよ。「この子は、この点さえ直れば良い子なのに」と。
 私の着眼点は、子どもの長所です。どこかに必ずある、わが子の長所を発見することです。そして長所を伸ばすことに90%の力を注ぎます。なぜなら、才能は長所の中に眠っているからです。短所をいくら掘り起こしても、そこに本人の自信を伸ばすような才能はありません。短所の矯正にエネルギーを注いでも、できないことが少しマシになるぐらいの進歩しか望めません。大きな進歩を遂げたいのならば、長所に注目することです。
 しかしながら、短所に目を向けないわけにもいきませんね。短所って放置しておくと大きくなってくるものだからです。たとえば時間が守れないとか、身だしなみが乱れているという生活面でのこと以外に、飽きっぽくて継続力に欠けるとか、自分の能力を超えそうなことには挑戦しないとか、わが子の根幹を成すような欠点は芽が小さいうちに摘んでおいた方がいいかもしれません。芽を摘んでも生じてくる欠点は、自信をつけて克服するとか、プラスに転じるように導くことですね。お母さまの役割って大変です。

 その辺りのことは、むしろお父さまの出番かもしれません。近所での外あそびも大事ですが、海や山の自然と向き合いながら、わが子とさまざまな体験をすることの大事さって、本当に重要です。
 やり続けることが大事、という言葉を聞かせても理解できるものではありません。抽象概念を理解することって難しいですから。それより、計画を立てた山登りが雨だった場合にどうするか? 無理な計画実行を推奨するものではありませんが、多少の雨風なら決行することは、わが子の教育にとって有効な場合があるでしょう。「決めたことはやり遂げる」という抽象概念を、体験により学ぶことができます。

 年長の夏休みの計画で八ヶ岳登山をすることになったIちゃんは、当日あいにくの悪天候に見舞われ、いよいよ雨脚が強くなってお父さまとお母さまが、道を引き返す提案を突っぱねて登り切った女の子です。当時まだ5歳。
 Iちゃんのお母さまは、はにかみやさんで大人しいIちゃんの適性として当初考えていたのは女子校でした。授業が始まる前に、時おり不安でべそをかくIちゃんでしたが、芯には強い意志と行動力を持った子でした。それを3年間通った幼児教室で、しっかりと身につけていたのです。埼玉校の受験に始まり、当初の第一志望だった東京女学館に合格し、100%目標は達成できました。お母さまは肩の荷を下ろし、合格の報告をしていただき、みなで喜びを分かち合ったのも束の間。お父さまは、わが子の適性を睨んで、新たな挑戦を始めました。筑波小学校です。驚きでひっくり返った一同を尻目に、2か月後、さらに全方位的に長所を伸ばしたIちゃんは見事に筑波小に合格し、進学を果たしました。Iちゃんは自らを改革した見本のようなお嬢さんです。いつか拙著の新作に登場してもらいます。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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