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理事長通信

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みなさまのおかげさまで、とうとう私は「次作を早く書け」と出版社から尻を叩かれるようになりました。2017年12月20日

 みなさまのおかげさまで、とうとう私は「次作を早く書け」と出版社から尻を叩かれるようになりました。ありがとうございます。4作目出版決定です。仮題は「あなたが校長先生なら、どちらが合格?」です。それ以上はまだ、ナイショ。

 清水寺の貫主に倣い、私が個人的に今年一年を漢字一字で揮毫すると「捨」または「離」がしっくりとくるかもしれません。
 ずっと慕ってきた父と離れたのは今年の5月でした。父より引き継いだ会社の中で、すべての責任を背負いこむことには慣れていたつもりでしたが、やはり父の存命中は、私など会長先生の名代にすぎない、とどこかで思っておりましたので。ついに、です。

 さて、父と母が晩年過ごした終の棲家の整理に9月から取りかかり、家具や柱時計や、母が絵付けをした飾り皿や、美術書や歴史書やCDやなにやかやを教室に移し終えたのが11月初め。取って返す刀で私の自室の整理に取りかかりました。それには理由があります。

 父は望郷の念の強い人ではない、と思っていたのですが、ほぼ毎年帰郷し、大学の同窓会に顔を出し、OB会の写真や記念品やその他は膨大な量の物がありました。比較的長寿だった父ですから、父の逝去を知らせる友人も見当たりませんし、長男の私にとっても、それらの品に思い入れることもできません。

 母は母で世界中の僻地を訪ね、名所旧跡は言うに及ばず、旧ソ連が中国国境を一日だけ開放するという日に合わせ、軍用バスをチャーターして国境越えを果たすような物見高い人でした。詳細な写真や文で記録も残しています。
 趣味で描いていた皿の絵付けのテーマとして「ヒマラヤの青いケシ」に傾倒したこともありました。その際は、穴が開くほど写真集を観察するだけでは足りず、わが目で自生する青いケシを見届けるべくヒマラヤ登山を決意し、75歳の時点でGOLD’S GYMに入会して体力増強に励み、ヒマラヤの中腹まで登山して思いを遂げるという人でもありました。
 また、元アメリカ駐日大使であるライシャワー博士が、これからのあるべき日本の進むべき道を説き、それを新聞記事で読んで感動した母は、すぐさま飛行機に乗りハーバード大学に博士を訪ね、慶応会の子どもたちへのメッセージを寄稿してもらうということもしました。
 その折の写真やメッセージはミーティングルームの壁に掲げてあります。母が描いた絵皿は301教室のカボードに収めています。
 生前はしまいこんでいて、日の目を見ることもなかったものなので、もしかしたら母の供養に少しはなっているかもしれません。
(2へつづく)

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