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理事長通信

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若さの特権はたくさんあると思います。2017年9月20日

 若さの特権はたくさんあると思います。私はこの年齢になって若さの特権を考えたとき、いままで気づかなかったことがありました。それは「苦手なことに挑戦できる時間があること」です。「若いって、使える時間がある」ということです。時間がかけられるのです。これは大きいですね。しかも時間があるばかりでなく、各分野に対する能力も高いということです。ですから、英単語を覚えることも、数式の使い方を理解することも、現時点では苦手であったとしても、時間をかけて克服することができるのですね。若いって、そういう素晴らしさがあります。
 かくいう私は、日本を離れて学校を変えようとしたときに、TOEFLの得点を上げるために結構手間暇かけて勉強したことを今にして思います。ところが使わない技術は朽ちるもので、今となっては中学生レベルの英文を即座に訳せない時があったり、ほんの2行の英文が記憶しきれなかったり、はなはだ能力の衰えを情けなく思います。
 日本人の英語力が上がらない最大の理由は、日本国内で英語を使う場がないからです。使わなければならない場があれば、恥ずかしいとか照れるとか言っている場合じゃないので、下手でもなんでも使うようになります。
 そうならなかったのは、占領統治で英語の使用を強要されることがなかったからで、この点は情緒に溢れた日本語文化を守ることができたので僥倖でした。一般的に日本人の英語力が低いことは、意識と意思で改善する以外にありませんね。もしかしたら日本人の精神力を問われているのかもしれません。

 残された時間を有意義に過ごすためにどちらを選択すべきか? 得意なことにより多くの時間を割くべきか? 苦手であるがゆえに人生の課題としていまだ手つかずで残しているものを克服することに時間を充てるべきか? 
 こういう選択は人生そのものですね。今、好きで充実しているのなら、それをさらに進めて研鑽しよう、というのも哲学です。苦手ゆえ手をつけず、後でやり残したことを悔いるなら今から始めよう、というのも哲学です。
 今、やり残したことを思うというのは、昔もやり残してそのまま今に至っていることですから、ここに手をつけるのはやはり難しいことでしょうね。
 100%の人生を生き切ることは難しいことです。いくらかの後悔を残して、その思いは来世に引き継がれるのかもしれません。

 慶応会では小学校受験に際し、併願校を受験することから指導しますので、第一志望だけ受けて一発勝負に人生のすべてを賭ける、などという親御さんの無謀な判断は阻止しています。少ない人でも5,6校は願書を出します。適性の高い学校には、きちんと合格できます。ですからその結果、会員さんは全員、いずれかの志望校に合格していただいています。
 でも、第一志望に合格できた子でも5勝3敗とか、4勝5敗とかです。学力は大事ですが、ご家庭と学校の適性が合う、合わないは学校がお決めになることですので。学年でトップレベルにいる子でも、全勝という記録はほとんどありません。100%ということはないのです、どれほど優秀な子であっても。
 人生も同じ。大勝できた!と胸を張れる人生は素晴らしいですが、少なくとも引き分け以上に持ち込みましょう。自己満足度にもよりますね。貴方は現在のところ、自己評価で何パーセントの自己実現ができていますか?
 まだ、時間はある。15歳の若さはなくても、まだじゅうぶんな若さはある。少なくとも80歳までには相当な時間がある。でも、残された正確な時間はだれにもわかりませんからね。やり残したことを悔いないように、やりたいことはすぐに実行した方がいいですね。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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