慶応会の夏休みも明け、小学校受験の会員さんやお母さまにとっては、まさに受験本番を迎える時期です。2017年8月23日
慶応会の夏休みも明け、小学校受験の会員さんやお母さまにとっては、まさに受験本番を迎える時期です。私の願書添削も本番ですね。何しろ昨年はパパママと私との間で添削が300往復しましたからね。
昨年の都内受験初日の11月1日は朝から冷たい雨が降っていました。
レインコートにすっぽりと包まれて、しっかりと着ぶくれた、幼い受験生たちを多く見かけましたよ。これが筑波小の試験日だったなら、どんな服装が、筑波の先生たちの目には望ましいと映るでしょうか?…
試験日前日など、ご不安そうなお母さまたちが次々と私を頼ってくださいました。ご質問というより、ご不安コーナーでしたけど。
Q.「明日は寒そうですけれど、コートはどこで脱げばいいですか? 正門をくぐってからですか? それとも教室に入る前ですか?」
…それはね、目立たないところがいいですよ。そもそも、コートを着せるって、どういうことか、父母講座でもよく私はママたちにお伝えしてきましたよね?
Q.「風邪をひかぬようにと、マスクは2枚重ねて用心していますが、面接のときは、母はつけたままでもいいですか? 外した方がいいですか?」
…試験官の方を前に咳きこんでは失礼ですものね。でも、面接中にマスク着用では、ママの表情や笑顔が伝わりませんよね。
Q.「明日の朝は、○駅からバスで行った方が渋滞は少ないですか? それとも×駅からタクシーで行った方が早いですか?」
…1か月前に実行してデータをとっておいたならまだしも、ぶっつけ本番で初めてのことに挑戦するのは危険でしょ? いつも通りの方法で、時間に余裕を見て出かけましょう。
みなさん、真剣になればなるほど、お悩みも深くなります。ごく普通の状態なら考え込むまでもないことに深くお悩みになってしまいます。わかりますよ。それが受験というものです。
拙著の第3作は「お悩みぶちまけ集」も盛り込んであります。拙著の1作目が、おかげさまでアマゾンの生活・教育書部門で6位を記録したようです。2作目は30位台と健闘しております。少しはみなさまのお役に立てているようで、まことにありがたいことです。
そんな中、私が本を書いたことで、会員さんの中に心配される方が少なくありません。「みなさんに、大事な合格のためのノウハウを知られてしまうと、競争が激しくなってしまいそうで心配です」というお声もお聞きします。
でも、本当に大事なこと、真実の内容は本には書けないことなのです。だから、父母講座で毎回、会員さんにだけ直接お伝えしているでしょ?そうでなければ、慶応会を慕ってわざわざ遠方から御通いいただく会員さんの努力に背くことになるではないですか。そんなのは不公平でしょ?毎週、コツコツとわが子を伸ばすために努力を重ねるママにしか教えられないことって山ほどあるのです。
私とて、コツコツと集めた膨大な情報を分析し、そこから編み出した方法論をどなたに教えるか?その権利は奪われたくありませんよ。
ですから、慶応会にお通いいただくと、丁寧にお伝えできますよ。
蛇足ながら、拙著の1作目2作目と大変優秀な編集者にも恵まれたのですが、2作目は彼によりカットされた無念の一文があります。「おわりに」の文末に書いた一言です。ここで拾わせていただきます。その一文はたったの5文字。
「次も書くぜ」でした。でも今回、三作目の末尾に、とうとう添えられましたよ。