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理事長通信

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私が先日書き上げました本の第3弾は、9月上旬に上梓します。2017年7月26日

 私が先日書き上げました本の第3弾は、9月上旬に上梓します。タイトルは「お受験・中学受験で 頼りにならないパパがガラリと変わる本」です。会員さんのお母さまにも、タイトル案をたくさんお寄せいただきました。ありがとうございます。
 タイトルは挑戦的ですねぇ。でも私が著者ですから、また大笑いしながら読み通せますよ。ちなみに当初は194ページの契約でしたが、原稿を削っても削っても収まらず、とうとう214ページで出すこととなりました。「いつもより余計に回しております~」という口上は、海老一染太郎・染之助の傘回しでしたね。私の本は「いつもよりページは一割増で、販売価格は据え置きでございます~」。

 今は昔の話を思い出しました。私が小学4年生の時、初めてのクラス委員選挙が行われました。立候補ではなく単純な投票の結果、だれが見てもクラス委員に相応しい、まじめで聡明な女子生徒が選ばれ、なぜ選ばれたのか理由が不明な私と二人が委員を務めることとなりました。
 僕なんか委員にして、だいじょうぶなのかよ。行儀よく皆の手本に、なんてならないぜ、と私自身そのように思いましたが、担任の先生が私を見る目は苦々しく、まあ先生は事の顛末の予想をしていたようではありました。
 その数日後、私は以前から計画していたことを実行することにしました。当時、まだ木造校舎というものが残っていた時代ですので、わが母校の木造校舎の一階に家庭科室がありました。
 小4男子ですよ。どれだけ家庭科実習がつまらないものか…。白衣を着て、三角巾で頭を縛って、それで味噌汁を作るなんて、そんなのいくらでも家でしていることじゃないか。おまけに今日は、来週本番の事前練習ということで、先生の手本を真似てエア料理をする日です。手に包丁を持たず、包丁を持つ手の形を作って、机にトントントンですって。カリキュラムに問題がありますよ。
 私は退屈を紛らわせるために、少しでも私の興味を引くものはないかと、教室の隅々に目を配り、何かを見つけました。足元の板張りの床に、正方に区切った何かです。
 よく見ると取っ手がついています。取っ手があるということは、これは何かしらの開閉式の蓋であるということです。
 私は、授業中の先生から死角となるように、後ろに座っていた友人を前に移動させました。彼は後年、明治大学 体育会相撲部の副将を務めた、「当時から栴檀は双葉より芳し」を思わせる体格でしたから(双葉より芳しというより、双葉山より太し、ですね)。もちろん先生に見えないようにして、こっそりと蓋を持ち上げるためです。
 蓋を開けると、少しすえたような臭いが立ち昇りました。湿気を含んだ床下の臭いですね。私は周りのみんなに、こっちを見ちゃだめだよ、先生に顔を向けておくんだぞ、授業中なんだから(なんだ、そりゃ)と合図を残し、穴に体をそっと沈めました。足を下した靴の下は土の地面です。かがむと、小さい子ならしゃがんで通れるほどの床下の高さです。
 床下には穴蔵があり、前後に長く続いていました。薄明りに目が慣れると遠くまで見通せます。私はハイハイの恰好で一方へ進み、角まで行ってみました。ちょうど斜め上では、黒板を前にした先生の声が聞こえてきます。先生が木の床を踏むぎしぎしとした足音もします。地下道の角は右へ曲がり、その先もまた右へ回り、つまり周回するようにできているようです。これは間違いなく人工洞穴ですね。こんなに身近に、探検ができる場所があるなんて驚きです。
 私は仕組みを理解し、満足するとともに、このわくわくをみんなで分かち合いたいと思いました。
 そこで週末の前日にクラス全員に声をかけ、「明日、放課後の掃除が終わったら家庭科室に集合。地下通路の探検をするから、懐中電灯を持ってくるように」と伝え、その日を迎えました。
つづく

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